トップ株 勉強年間投資計画の立て方【第1回】 「明確な目標」があると投資が変わる
年間投資計画の立て方
【第1回】 「明確な目標」があると投資が変わる
本日から「2015年 年間投資計画の立て方」と題しまして、
なぜ「年間投資計画を立てる」ことが大事なのか?からはじまり、
実際に計画を立てる際の考え方までを何回かに分けてレポートしていきます。
■ゴールが見えてこそ、道筋が決まる
登山をするとき、頂上がどこにあるか知らずに登る人はいません。
頂上がどこにあるかわかっているからこそ、どのようなルートを通ればいいか、
自分のレベルに合わせて選ぶことができます。
闇雲にただ山を登っているだけだと、頂上にたどり着くことはできないということは、
なんとなくイメージできると思います。
山が高ければ高いほど、言えることです。
企業においても、年間の目標を立てたうえで、それを達成するために戦略を立てて、
戦術を実行するのは、当たり前のことです。
しかし、個人投資家のほとんどは明確な目標を設定せずに投資をしているのが現状です。
「どうして株式投資をするのか?」と質問をしたときに、
「利益を上げるため」「儲けるため」と答える方がほとんどだと思います。
しかしながら、実際に「年間でいくら儲けたいのか?」と聞いた時に、
具体的な目標は持っている方は少なく、
「多ければ多いほどいい」「2倍、3倍にしたい」「頭の体操なので勝っても負けてもどっちでもいい」
などといったあいまいな答えを聞く事が多いです。
これでは、「どんなタイミングで投資するか」「どんな銘柄に投資するか」など、
計画的に投資することなどできません。
個人投資家の9割が負けていると言われているなか、
このような投資では、勝ち続けることなど、まず無理だと断言できます。
■明確な目標があると、投資が変わる
とりあえず儲かればいい」という投資家と、
「年間目標利益20%」と決めている投資家では、
年間のトータル成績はかなりの差がつくはずです。
なぜなら、まず、投資への真剣味が違ってきます。
すべてが「目標を達成するには」という視点になり、
「買うタイミング」や「売るタイミング」、さらには「投資しないタイミング」
に気を使うようになり、闇雲に毎日売買すればいいわけではないこともわかるはずです。
「目標を達成するには」と考えれば、すべての相場に参加する必要はないということがわかり、
自分の欲望をコントロールすることができるようになります。
つまり、精神的にゆとりが生まれることで、冷静に投資判断をすることができるようになります。
実は、このことが年間目標を決める一番のメリットになります。
■まずは、やってみましょう!
ここまでお伝えしたことは、実際にやってみないことには実感することはできません。
何もしなければ、得るものはありませんが、試しにでもやってみれば必ず得るものがあるはずです。
今まで年間の投資計画を立てたことがない方は、いい機会だと思いますので、
一緒に「2015年の年間投資計画」を立てましょう!