トップ株 入門チャートに強くなろう応用編 2 抵抗ラインの使い方

第13回 応用編 2 抵抗ラインの使い方

今回は「抵抗ライン」について説明します。「抵抗ライン」とは株価の動きが止まったポイントを結んだラインで、投資家が売買タイミングを知る上で必要なデータです。この精度を高めれば高めるほど「勝つ確率」が上昇します。

ではその「抵抗ライン」について説明していきましょう。

抵抗ライン」とは何か?

抵抗ライン」とは過去の値動きや「出来高」などから判断して、株価がそこで「一旦下げ(上げ)止まる可能性の高い価格帯」のことを言います。

買いたい銘柄の「抵抗ライン」を探して、株価がそこまで下がってくるのを待って買えば、買った後に値下がりしてしまうリスクを低くすることが出来ます。

また、抵抗ラインの使い方をマスターすると「いくらで買い、いくらで売るか」という投資戦略が立てやすくなります。そしてその精度を上げれば上げるほど、「勝つ確率」も同時に上がってきます。

一般的に良く使われる抵抗ライン

一般的に投資家に良く使われる「抵抗ライン」は「上値抵抗ライン」と「下値抵抗ライン」です。「上値抵抗ライン」は株価の上値と上値を結んだラインで、「下値抵抗ライン」は株価の下値と下値を結んだラインのことを言います。

この二つは「上値支持線」「下値支持線」とも呼ばれ株価が反転する可能性の高いラインのことを意味します。この抵抗ラインは自分でラインを引いて使う「抵抗ライン」です。

■株価にそって引いたラインの図

支持線

このほかにもいくつか「抵抗ライン」はあり、代表的なところでは「一目均衡表」に出てくるラインや、テクニカル指標では「ボリンジャーバンド」などがあります。

一目均衡表のイメージ

一目均衡表

精度を高めるためには中長期的な期間で抵抗ラインを見てみよう。

抵抗ライン」は期間を変えてみてその銘柄の割安株価を確認することが重要です。

チャートの見方はいろいろありますが、まずは基本的な見方でもある「長期間(週足)でチャートを見て現在の株価が割安か」をチェックすることから始めましょう。それでは実際にチャートをご覧ください。

■チャートの期間の変え方

上値抵抗ラインの場合および下値抵抗ラインの場合

長期(週足)のチャートで、急騰していたり、過去数年来水準で見てかなり割高な位置にあるかなどの点をチェックしてください。このようにすることで抵抗ラインの精度を高めていくことが出来ます。

必ずしも100%正解ではない 「抵抗ライン」の落とし穴

上で説明したように「抵抗ライン」は「一旦下げ(上げ)止まる可能性の高い価格帯」を表すデータとして説明してきましたが、必ずしも「抵抗ラインで株価が下げ止まったり上げ止まったりする」とは限りません。

必ずしも下げ(上げ)止まらない理由は数多くありますが、「個別銘柄との相性の問題」や、日々変化する株式市場の環境によってもどの抵抗ラインで下げ(上げ)止まるかは変わりますので、一つの「抵抗ライン」や、一般的なテクニカル指標の抵抗ラインだけでは売買判断に限界があります。

抵抗ライン」だけではなく「テクニカル指標」や「売買タイミングの指標」を組み合わせるなどして勝率をあげるようにしましょう。

【ポイント】
  • 抵抗ラインとは過去の値動きや出来高などから判断して、株価がそこで一旦下げ(上げ)止まる可能性の高い価格帯ののことです。
  • 抵抗ラインには上値抵抗ライン、下値抵抗ライン一目均衡表、ボリンジャーバンドなどがあります。
  • 抵抗ラインを使って、週足チャートで数年分の値動きを表示して長期的にチャートを見て割安かを確認することが重要です。
  • ■売買判断をするときは上げ(下げ)止まるとは100%言い切れないので注意が必要です。

チャートに強くなろう

第1回 基礎編 1 ローソク足の見方
チャートとは株価の動きをグラフ化したものですが、日本で使われている最もポピュラーなチャートが"ローソク足"です。
第2回 基礎編 2 ローソク足で見る相場のサイン
特に長い下ヒゲ、長い上ヒゲが出たときのチャートや、「保ち合い」(株価が上昇した後や下落した後に動かなくなること)相場時の投資家心理を解説していきます。
第3回 基礎編 3 「株価」と「出来高」の関係
株式投資をしているほとんどの人たちは利益を出していないと言われています。利益を出せない第1の理由は、恐らく株価チャートを見ないで株を買っているからでしょう。株式投資で儲けるためには、いかにチャートが大事なのかを、学んでいきましょう。
第4回 基礎編 4 ダブル底(天井)と三尊底(天井)とは?
株式のトレンド転換を判断するパターンはいくつかありますが、チャートの形から判断する時の代表的な見方である「ダブル底(天井)」と「三尊底(天井)」について解説いたします。
第5回 基礎編 5 三角保ち合いの使い方
株価の振幅が煮詰まった三角形のチャートの形から、大きく動く方向が読める保ち合いの形を学びます。
第6回 テクニカル編1 「移動平均線」の使い方
「チャートを見る時に、まず移動平均線をチェックする」という人も少なくありません。 多くの投資家にとって「移動平均線」は大変ポピュラーな指標であり、また利用価値が高いものです。
第7回 テクニカル編 2 移動平均乖離率の使い方
株価の移動平均線を使ったテクニカル分析として現在広く一般に多用されている、「移動平均乖離(かいり)率」の使い方について解説します。
第8回 テクニカル編 3 ゴールデンクロスとデッドクロスの使い方
長期と短期の2本の「移動平均線」を使って株価の上昇・下落の転換点を予測する方法についてご紹介します。
第9回 テクニカル編 4 RCIの使い方
RCIは、相場の過熱感を測り、現在の株価が割安か割高かを判断するときに使われる代表的なテクニカル指標のひとつです。 その使い方について解説いたします。
第10回 テクニカル編 5 RSIの使い方
ご存知の通り株価をチャートにすると、数年単位の長期波動、1年間に2・3回起こる中期波動、数ヶ月間に何度も上下動を繰り返す短期波動の3つに分けることができます。参考までに、「3.往来相場の形」では長期波動、「1.過去の安値・高値まで株価が上昇・下落した時」では中期波動のチャートをご確認いただけます。
第11回 テクニカル編 6 ストキャスティクスの使い方
今回は「ストキャスティクス」について解説します。「ストキャスティクス」は現在の株価が割安か割高かを判断するときに使われる代表的なテクニカル指標のひとつです。
第12回 テクニカル編 7 MACDの使い方
「MACD」は平滑移動平均(もしくは指数移動平均)を使って、分析を発展させたテクニカル指標です。「MACD」によって相場のトレンドを判断でき、同時に売りタイミングと買いタイミングを計ることが出来ます。
第13回 テクニカル編 8 一目均衡表の見方
「一目均衡表」は時間的な概念に注目して作られた指標です。 特徴としては、トレンドの方向性や転換点を株価だけではなく日柄からも探り出そうとしていることで、他のテクニカル指標ではあまり使われない「9日」や「26日」といった計算日数が使われていることです。
第14回 テクニカル編9 ボリュームレシオの使い方
ボリュームレシオは、出来高に着目して現在の株価が割安か割高かを判定するテクニカル指標の一つです。
第15回 テクニカル編 10 サイコロジカルラインの使い方
サイコロジカルラインの「サイコロジカル」とは「心理的な」という意味です。つまりこのテクニカル指標は投資家の心理を数値化し、売買のタイミングに役立てようという考えから生まれたテクニカル指標です。
第16回 テクニカル編 11 ポイントアンドフィギュアチャートの使い方
チャート表示方法としての一つでポイントアンドフィギュアというものがあります。時間を横軸に取らず値動きのみを基準としたチャートの見方とその使い方を解説します。
第17回 応用編 1 波動ラインの使い方
株価の上昇下落の傾向について一目で把握する事ができる、波動ラインをご紹介したいと思いますが、その前に「そもそも波動って何?」といったところからご説明したいと思います。
第18回 応用編 2 抵抗ラインの使い方
今回は「抵抗ライン」について説明します。「抵抗ライン」とは株価の動きが止まったポイントを結んだラインで、投資家が売買タイミングを知る上で必要なデータです。この精度を高めれば高めるほど「勝つ確率」が上昇します。
第19回 応用編 3 価格帯別出来高の使い方
「価格帯別出来高」とは、過去に売買された株数を価格帯別に集計したもので、一般的に株価チャートの右に横棒のグラフで表示されています。株価の上値が抑えられる「抵抗ライン」を見つけるのに有効なので覚えておきましょう。
第20回 応用編 4 押し目・戻し目ラインの使い方
プロの投資家がもっともよく使う買いタイミングの指標は『移動平均線』と『押し目ライン』です。この押し目ラインの活用法について見ていきましょう。

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