トップ株 入門ケンミレ流良いチャート・悪いチャート第20回 ケンミレ式ミニチャートの見方(L−O)

第20回 ケンミレ式ミニチャートの見方(L−O)

Lチャート

このチャートを見ると、何かの悪材料で2003年か初めから2004年半ばまでずっと下降トレンドが続いたが、2004年半ばで悪材料を織り込み終えて日柄調整に入り、2004年末で日柄調整が終わり再び上昇を開始した可能性があるということが分かります。

2004年半ばに一度値幅調整が終わって上昇したのですが、ここではまた新しい上昇相場に入るには材料が足りないということで、上値抵抗ライン付近まで上昇したところで上昇が止まって再び下落しています。

今回も上値抵抗ラインで止まっていますので「前回と同じでは?」と思うかもしれませんが、前回との違いは『高値を突破している』ように見えることです。また、長い日柄調整が終わっていることも前回と違う点でしょう。更に、上昇したあとの調整でも前回のように再び底値まで下落するのではなく、目先の下値抵抗ラインで下落が止まっていますので、この銘柄は新しい展開に入った確率が高いと思われます。

但し、今回の急上昇で出来高と信用買い残高が急増していますので、ここで買い方の回転(利益を出して売れること)が利かなくなりますと、高値で買って持ったままの投資家の売りが一気に出る可能性があり、さらに下落するような場合は予想以上の調整になる可能性があります。

ただし、このような銘柄が信用の売りという需給で大きく下がっても、既に投資家の間では『良い銘柄、儲かる銘柄』と印象付いていますので、調整が終われば非常に高い確率で再び大きく上昇する可能性があります。したがって、このような銘柄は『大きな調整待ちの銘柄』として銘柄メモにリストアップしておくのが良いでしょう。

Mチャート

このチャートを見ると、何かの材料で株価が暴騰した仕手系の銘柄ではないかと感じます。
この銘柄で最初に調べる必要があるのは『どうして、200円から617円まで3倍以上も上昇したのに、600円の少し上で上昇が止まったのか』ということです。

このような場合も、通常のチャートを使って『止まった理由』が過去の株価の動きにあるのか、それとも未体験ゾーンに入ったのかをチェックします。



右のチャートを見ますと、1993・1995・1996年と同じ価格前後まで株価が上昇して止まっていることが分かります。

今回は既に上昇が終わって下落に転じてから見ましたが、通常は急騰している段階で株価が止まるところを探すために、過去に遡ってチャートをチェックします。そうしますと、ほとんどの場合は昔の高値近辺まで暴騰すると株価の上昇が一旦止まることが分かります。

このようなチャートを何度も見ることで『過去の株価の高値・安値』が投資判断に『非常に役に立つ』ということが分かってきます。また、このようなチャートの癖が分かれば『過去の株価から抵抗ラインを探す』投資手法を待ち伏せ買いの強い武器にすることが出来るようになってきます。

この考え方が身に付けば自信を持って銘柄を探すことが出来ますので、慌てて銘柄を探して、無理やり買って損をするような失敗も大きく減らせると思います。

更に詳しくこのチャートを見ますと、直近の下落で株価が下げ止まったところは、過去の相場でも下げ止まったり上げ止まったりしたことのある価格帯であることが分かります。ということは、この水準で日柄調整が終われば再び上昇する可能性が高いことも推測できるわけです。
もう一つの見方として、この銘柄は年央に高値を付ける習性があると言えます。したがって、この銘柄のベストの買いタイミングは『株価が下落して年前半に強い下値抵抗ラインで止まったとき』となります。想定通りの動きとなればその後年央に向けて株価が上昇する可能性が高いので、絶好の買い場になるわけです。したがって、このような銘柄も銘柄メモにリストアップしておくのが良いでしょう。

Nチャート

この銘柄を見てすぐに思うことは『綺麗なバリューのラインができている』ことです。バニューには『オーバーバリュー(割高)・フェアバリュー(適正価格)・アンダーバリュー(割安)』の3つがあります。
また、フェアバリューを中心に高値までが『オーバーバリューゾーン』、安値までが『アンダーバリューゾーン』となります。

この銘柄のチャートの特性は、バリューの3つのゾーンが綺麗に形成されていて、株価が急騰した後は、この銘
柄にとっての大きな下値抵抗ラインまで下落している点です。

この銘柄は上昇率が2ケ月程度で4倍ほどになっており急騰と言えます。このような場合には、急騰の後の値幅調整(下落調整)が終わると一定期間の日柄調整(横ばい相場)になることがよくあります。

言い換えますと、このような銘柄の場合には『さらに綺麗な3つのゾーン』ができますので、アンダーバリューの最安値近辺まで下落したら『買う』、『空売りした銘柄ならば買い戻す』ことになります。また、オーバーバリューの最高値近辺まで上昇したら『買った銘柄を売る』『新規に空売りする』ことを繰り返すだけで、定期的に儲けられる可能性が高くなります。

以前に急騰した銘柄で検証するとよく分かるのではないでしょうか。努力して利益を出すことも『いろいろなことを学ぶために大切』ですが、いろいろと学んだあとでは『できるだけ簡単に儲けられる法則』をたくさん持った方が良いと言えます。そして、この法則が一番多く見つかるのがチャートの分析です。これ以外では『季節要因』『閑散相場』『決算時期』などでも一定の法則を見つけることができます。

Oチャート

このチャートを見て最初に思うことは、2003年後半から2004年春頃と、2004年春から秋にかけて2つの往来相場があったことと、昨年後半に2つ目の往来相場の安値を割り込む最後の駄目押しの下落があり、これによる水準訂正が終わったあと上昇に転じ、2回目の往来相場の下限(上値抵抗ライン)を一気に突破して上限まで上昇してきていることです。

さらに、この銘柄は『非常に常識的な動きをする銘柄』であるといえるでしょう。
その理由は、抵抗ラインでは一旦止まる傾向があり、更に一定のレンジで推移して往来相場になりやすく、抵抗ラインが探し易い銘柄だからです。

このように過去の節目で規則的に動きが止まる銘柄は、テクニカル分析を利用した投資に向く銘柄といえますが、現在の水準は直近の往来相場の上限まで達していることを考えると投資対象にしなくても良いでしょう。

ケンミレ流良いチャート・悪いチャート

第1回 『 ケンミレ流 良いチャートの法則 』について
チャートを見た時に瞬時に形の良いチャート(上昇が期待できるチャート)を判断できるようになるためには、基本の練習が必要です。 本書では、形の良いチャートとそれを判断できるようになるための"コツ"を、実際のチャートを使ってお伝えしたいと思います。
第2回 過去の安値・高値まで株価が上昇・下落した時
過去に付けた安値と高値の間を行ったり来たりしながら長期的な往来相場を形成している銘柄は、企業自体に何らかの大きな変化(極端な業績不振や合併・併合など)が起こらない限り、将来的にもその安値と高値の中で動く可能性が高いといえます。
第3回 大きく下落したあとの横ばい相場の形
大きく下落したあとに横ばい相場を形成する要因としては次のような理由が挙げられます。 (1)全体的な相場の低迷 (2)企業業績の悪化などによる個別の悪材料
第4回 往来相場の形
このチャートは"往来相場の形"から見た形の良いチャートと言えます。 この銘柄のチャートが良い理由は大きく分けて3つあります。 1つ目の良い理由は、1999年から300円の株価を底値として5回も下げ止まっている点です。
第5回 上昇相場の短期波動の押し目計算
ご存知の通り株価をチャートにすると、数年単位の長期波動、1年間に2・3回起こる中期波動、数ヶ月間に何度も上下動を繰り返す短期波動の3つに分けることができます。参考までに、「3.往来相場の形」では長期波動、「1.過去の安値・高値まで株価が上昇・下落した時」では中期波動のチャートをご確認いただけます。
第6回 上昇相場の中期波動の押し目計算
ケンミレソフトを使って行う基本的な投資戦術としては、4項でご説明した短期波動押し目や、KM抵抗ラインを利用した回転売買によって資金効率を高めるのが最も良い方法ですが、株価が短期波動の押し目ラインや抵抗ラインを簡単に突破してしまうような局面は必ず訪れます。
第7回 上昇相場の上昇余力の計算
ケンミレのいう上昇余力とは、個々の銘柄が過去6ヶ月間(120営業日)につけた上昇波動の上昇率平均値から、現在の上昇率を差し引いた数値をいいます。
第8回 一定期間内の変動回数
当たり前な話ですが、株式投資(買い)で儲けるためには買い値より上昇する必要があります。さらに、同じ銘柄(よく知っている)で何度も利益を出すことが出来れば楽ができますし、その回数が多ければ多いほど良いでしょう。
第9回 抵抗ライン
そもそも"抵抗ライン"とはどのようなものなのでしょうか? ある人は価格帯別出来高が大きい水準を重視し、ある人は過去に付けた底値や高値を基に判断します。
第10回 KMライン
KMラインとはケンミレが独自開発した「抵抗ライン」を表示させるソフトですが、ご利用いただいている皆様の中には「KM抵抗ライン」と「KMラインのライン」の違いが良く分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
第11回 価格帯別出来高分布
同じ価格帯で出来高を伴った横ばい相場が続くということは、株主の平均的な持ち値がその価格帯に近付くことを意味します。
第12回 株価の波動の形
"往来相場の形"のチャート形の場合は1年周期の長期波動で大きく動いているため、一回の波動を上手く掴めば利益は非常に大きいのですが、投資チャンスは非常に少ないということになってしまいます。
第13回 指標や他の銘柄との類似性や先行性・遅効性の計算
インターネットでの株取引が飛躍的に発達した今では、プロのトレーダだけでなく一般の個人投資家も、類似する複数の銘柄を組み合わせてお互いの価格差を利用したスプレッド取引を行うようになりましたが、ここでは類似した動きをする2つの銘柄の、先行性や・遅行性を利用した投資をお話します。
第14回 PERによるバリューの変化
PERとは、株価の水準が割高なのか、割安なのか、普通なのかを判断する指標としてよく使われる、一番簡単な指標です。この指標は株価収益率ともいい、『株価÷企業の1株利益』で求めます。つまり、その企業の株価が1株利益の何倍まで買われているかを知るための指標です。
第15回 材料と株価の動き
このチャートは"材料と株価の動き"を使って投資ができる、形の良いチャートと言えます。 まず上のチャートをご覧いただくと、いきなりストップ高を付けた翌日に、非常に多くの出来高を伴い十字線をつけました。
第16回 移動平均線と移動平均乖離率
このチャートは"移動平均線と移動平均乖離率"から見た形の良いチャートと言えます。 この銘柄のチャートが良い理由は大きく分けて2つあります。 1つ目はチャートを中期的に見てみると、"75日移動平均線にサポート"されながら上昇トレンドが継続している点です。
第17回 ケンミレ式ミニチャートの見方
昔の投資家はチャートを使った分析をする専門家(チャーチスト)に対して、『チャートで株価の動きが分かるなら、明日の動きを当てて見ろ』と言って『半分バカにした』ような対応をしていました。反対に、銘柄ごとにファンダメンタルズを分析するアナリストに対しては『予想以上の幻想』を抱いていました。
第18回 ケンミレ式ミニチャートの見方(A−F)
急騰したあとに急落して、このミニチャートに表示されている期間よりも前(2002年以前)の値動きで出来た抵抗ラインで止っています。 つまり、急騰による極端なオーバーバリューの修正が終わり、次の動きに移る準備段階に入っている形のチャートであるといえるでしょう。
第19回 ケンミレ式ミニチャートの見方(G−K)
このチャートはFのチャートに比べ『少し安定度が増しているチャート』になります。 その理由は、直前の急上昇が過去2回の高値と過去1回の安値まで下落してから再び上昇しているからです。
第20回 ケンミレ式ミニチャートの見方(L−O)
このチャートを見ると、何かの悪材料で2003年か初めから2004年半ばまでずっと下降トレンドが続いたが、2004年半ばで悪材料を織り込み終えて日柄調整に入り、2004年末で日柄調整が終わり再び上昇を開始した可能性があるということが分かります。
第21回 ケンミレ式ミニチャートの見方(P)
このチャートを見て最初に思うことは、『投資対象外』であるということです。しかし一般的な投資家の多くは、株価が急騰して出来高も急増しているこのような銘柄を好みます。
第22回 株式投資の基本はチャート
株式投資は確率の勝負と言われています。「安く買って高く売る確率」をアップするには『今の株価が高いか、安いか』をチェック出来るかどうかであり、このチェックに最も適しているのがチャート分析です。

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