トップケンミレ流良いチャート・悪いチャート

第11回 価格帯別出来高分布

このチャートは"価格帯別出来高分布"を利用して投資ができる、形の良いチャートと言えます。

この銘柄のチャートが良い理由は大きく分けて2つあります。

1つ目の良い理由は、現在値のすぐ下にある320円前後に価格帯別出来高分布が多い点です。この銘柄は、314〜326円の価格帯に合計で3千8百万株ほどの出来高があり、過去に多くの出来高があった価格帯は、現在値が上にある場合は下落時の下値抵抗ライン(下落が止る価格帯)に、下にある場合は上昇時の上値抵抗ライン(上昇が止る価格帯)になる習性があるためです。

この習性を左のチャートで簡単にご説明すると次のようになります。

まず、300円以下の安い水準で買っていた多くの投資家が、300円台に入ったところで目標達成感から利益確定の売りを出してきました。しかし、「まだまだ割安だ」と判断する投資家も多く、320円前後で売り買いが拮抗したためこの価格帯での出来高が増加したようです。
同じ価格帯で出来高を伴った横ばい相場が続くということは、株主の平均的な持ち値がその価格帯に近付くことを意味し、300円以下で売ると損をする投資家が一気に増えたと推測することができます。このことから、全体相場が下落に転換しない限り300円以下での売り圧力は、価格大別出来高が増加したあと比較的弱まったと判断することができます。

2つ目の良い理由は、この銘柄のKMラインの黄色いライン(中間圏水準)が327円にあるので、下落が続いたとしてもこの価格で一旦下げ止まる可能性が高いためです。KMラインにつきましては「9.KMライン」をご覧ください。

つまりこのチャートは、『価格帯別出来高分布』と『KMライン』がほぼ同じ価格帯で重なっていますので、320円前後の価格帯は下落が下げ止まる可能性が高いといえるでしょう。

このように、一つの指標だけではなく複数の指標が同時にサポート(下値不安が低い)している銘柄を購入対象とすることは、勝率を上げるためにはとても重要なことなのです。

ケンミレ流良いチャート・悪いチャート

  • 目次
    • 第1回>『 ケンミレ流 良いチャートの法則 』について

    • 第2回>過去の安値・高値まで株価が上昇・下落した時

    • 第3回>大きく下落したあとの横ばい相場の形

    • 第4回>往来相場の形

    • 第5回>上昇相場の短期波動の押し目計算

    • 第6回>上昇相場の中期波動の押し目計算

    • 第7回>上昇相場の上昇余力の計算

    • 第8回>一定期間内の変動回数

    • 第9回>抵抗ライン

    • 第10回>KMライン

    • 第11回>価格帯別出来高分布
    • 第12回>株価の波動の形
    • 第13回>指標や他の銘柄との類似性や先行性・遅効性の計算
    • 第14回>PERによるバリューの変化(更新日:2日26日)

    • 第15回>材料と株価の動き(更新日:3日5日)

    • 第16回>移動平均線と移動平均乖離率

    • 第17回>ケンミレ式ミニチャートの見方

    • 第18回>ケンミレ式ミニチャートの見方(A−F)

    • 第19回>ケンミレ式ミニチャートの見方(G−K)

    • 第20回>ケンミレ式ミニチャートの見方(L−O)

    • 第21回>ケンミレ式ミニチャートの見方(P)

    • 第22回>株式投資の基本はチャート

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