トップ株 入門ケンミレ流良いチャート・悪いチャート第8回 一定期間内の変動回数
第8回 一定期間内の変動回数
このチャートは"一定期間内の変動回数"を使って投資ができる、形の良いチャートと言えます。
当たり前な話ですが、株式投資(買い)で儲けるためには買い値より上昇する必要があります。さらに、同じ銘柄(よく知っている)で何度も利益を出すことが出来れば楽ができますし、その回数が多ければ多いほど良いでしょう。
そうであれば、左にあります銘柄のチャートは一定期間に何度も資金を回転させることが可能な形の良いチャートだといえます。
しかし、ご覧頂いてもお分かりいただけると思いますが、この銘柄は非常に値動きが激しいので、普通の神経の方がこのような銘柄を株価ランキング(上昇率)などで見つけて買ってしまうと、毎日どころか場中の株価さえも気になってしまい、仕事も手につかないということになりかねません。
というわけで、このような形のチャートを利用した投資は、時間に余裕のある方に向いているともいえます。しかし、実際このチャートを利用して売買するにしても、業績や材料云々で、この値動きを説明することも対処することも難しいでしょう。
そこでケンミレでは、このように変動回数の多い銘柄でも過去のデータをもとに割安を見つけ出すことのできる最適指標を、『チャート分析』ソフトや『最適指標銘柄探し』ソフトに準備しております。
株価指標といっても色々ありますが、ケンミレでは個別銘柄の「RCI」「RSI」「ボリュームレシオ」「移動平均乖離率」「サイコロジカルライン」「ストキャスティックス」といった6指標の最適基準日数を基に、「勝率」「利益額」「利益率」「売買回数」別の理想的な買い水準値を提供しています。
左下のチャート下部にある2本の波形は、「移動平均乖離率(上)」と「RSI(下)」をチャート画面にある"設定"で最適日数に修正したグラフですが、赤と青のラインで示した最適水準以下になったときが、実際のチャートでも割安水準となっています。
このように変動回数が多く規則性が見つけにくいチャートでも、最適指標を利用すれば、その銘柄に合った買いタイミングで資金効率の高い投資を行うことができます。
なお、最適指標を利用して投資を行う場合でも、1つの指標に頼り切るよりは、複数の指標を利用したほうがより確率を上げることが出来ますので、手間を惜しまず色々な指標の最適値をチェックしてみましょう。
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『ケンミレ流
良いチャート・
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公開中レポート -
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『 ケンミレ流 良いチャートの法則 』について - 第2回
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往来相場の形 - 第5回
上昇相場の短期波動の押し目計算 - 第6回
上昇相場の中期波動の押し目計算 - 第7回
上昇相場の上昇余力の計算 - 第8回
一定期間内の変動回数 - 第9回
抵抗ライン - 第10回
KMライン - 第11回
価格帯別出来高分布 - 第12回
株価の波動の形 - 第13回
指標や他の銘柄との類似性や先行性・遅効性の計算 - 第14回
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材料と株価の動き - 第16回
移動平均線と移動平均乖離率 - 第17回
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