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第7回 上昇相場の上昇余力の計算

このチャートは"上昇相場の上昇余力の計算"を使って投資ができる、形の良いチャートと言えます。

まず、ケンミレのいう上昇余力とは、個々の銘柄が現在の終値から直近大きく上昇した高値までの上昇率をいいます。

このチャートを見ますと、ほとんど押し目らしい押し目もなく1ヶ月ほどで日柄調整(利益確定の売り)をこなし、次の上昇がスタートしています。
このようなチャートは、相場が非常に強いときや、中長期的な上昇相場の初期に見ることができますが、このようなチャートを見つけたときにどのような投資戦術で臨めば良いかとなると、投資家によって様々でしょう。

当たり前ですが、この先何ヶ月もの間上がり続けるのが分かっていれば、細かいことは考えずに買って放っておけばよいのですが、どんなに相場のムードが良い時でも、自分の大切なお金で投資するとなると、多くの方が慎重になり買いタイミングを逸してしまいがちです。そこでケンミレでは、このような強いチャートの買い方として『初動買い』をお勧めしています。

『初動買い』とは、名前の通り株価の上がり始めを買う簡単な買い方ですが、買う際に売値とロスカットの条件を決めてしまうところがケンミレ流のやり方であり、この売り値の決定を左右するのが上昇余力の計算です。まずは、このチャートの上昇波動(赤いライン)をご覧ください。

この銘柄は、1月下旬より上昇を始め1回目の上昇率は「上昇日数19日の24.1%」となっています。その後、小さな波動を1つ作りましたが、2回目の上昇波動は「17日の27.8%」となり、直近の上昇では、「11日という短期間で27.2%」をつけました。

ここまで書くと「なるほど」と思われたかもしれませんが、これらの数値から推測できることとして、この銘柄を買っている投資家の多くが約25%程度の上昇波動があった後一旦利益確定の売りを入れる傾向にあるという点です。そこで、この銘柄の平均上昇率平均を計算してみても、約25%(期間の最大・最小値を抜いた合計を回数で割る)であることが確認できました。
あとは、初動(上昇開始直後)で買った株価が上昇開始の底値から何%のところであるのかを計算し、上昇率平均から導き出した残りの上昇余力をもとに自分の売り目標値を決めれば、この銘柄の過去の上昇率に適った売りを行うことが出来ます。