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第5回 上昇相場の短期波動の押し目計算

このチャートは"上昇相場の短期波動の押し目計算"を使って投資ができる、
形の良いチャートと言えます。

ご存知の通り株価をチャートにすると、数年単位の長期波動、1年間に2・3回起こる中期波動、数ヶ月間に何度も上下動を繰り返す短期波動の3つに分けることができます。参考までに、「3.往来相場の形」では長期波動、「1.過去の安値・高値まで株価が上昇・下落した時」では中期波動のチャートをご確認いただけます。

それでは、左に並んでいるチャートをご覧ください。

この銘柄は1年を通して右肩上がりの上昇を続けており、どなたが見ても良いチャートだと思うでしょう。しかし、いつ買っても儲けられるかというとどうでしょう?

始めから中期的なスタンスでこの銘柄を保有するのであれば、この期間のどこで買っても間違いなく損はしていないはずです。しかし、実際の投資行動となると「1回の上下波動の頂点付近で、今度は上にブレイクするだろうと思い込み、強気になって買っては下落が始まり、怖くなって損切りする」なんてことはよくある話です。

このような形のチャートが見つかった時は、ケンミレの"トレンド波動機能"を使うか自分でチャートに波動を引くことで、まずは気になる銘柄の短期波動の規則性を確認してください。左の銘柄なら、1度全値押しに近い押し目がありますが、それ以外は2/3押しが2回、1/2押しが3回となっています。

このチャートから判断出来ることは、この銘柄は非常に安定して上昇しているので買い安心感はありますが、波動の山側、つまりオーバーバリューで買ってしまうと、買った後に短期的な下落が発生する確率が高いので、思わぬ損を繰り返してしまう恐れがあるということです。

そこで、このような銘柄を売買する場合は、上がり続けているところを順張りで買うのではなく、下落を待って次の"押し目""待ち伏せ買い"する戦法をとることです。
その際、買いチャンスを逃したくないのであれば1/2押し水準、買いそびれるリスクを許容出来る方は2/3押し水準、安全に買いたい方は全値押し水準で待ち伏せ買いするのが良いでしょう。

結論として、このチャートは上手に波動を捕らえることができれば、1年で何回も投資が可能な、非常に資金効率の良いチャートの形であるといえます。