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トップわかる!株式用語地政学的リスクとは

わかる株式用語

地政学的リスクとは(ちせいがくてきりすく)

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まずはざっくり

「地政学的リスク」は一般的に、テロや戦争、財政破綻などを意味します。

特定の地域における軍事的・政治的・社会的な緊張の高まりにより、その特定地域や関連地域の経済、または世界経済全体に与えるリスクのことです。

ちなみに「地政学(geopolitics)」という単語は、地理的な位置関係が国際関係に与える影響を研究する学問で使われます。スウェーデンの政治学者ルドルフ・チェレーンが考案しました。世界で広く用いられるようになったのは、米国連邦準備制度理事会(FRB)のグリーンスパン議長が2002年に出した景気見通し声明ではじめて使用したことがきっかけと言われています。

これだけは覚えよう!

「地政学的リスク」は、日経平均や個別銘柄、世界の株価の水準やトレンドに関係なく発生する可能性があり、とりわけ投資家にとっては「不確実性」を意味します。

世界的に最も意識されている地政学的リスクは「中東情勢」と言えるでしょう。

イランの核開発問題、イスラエル対イスラム諸国の軍事衝突、反米デモの広がり、シリア内戦など、多くの対立関係や紛争問題があります。

中東地域では、歴史的な経緯や経済格差、石油などの資源分布、そしてイスラエルを支援するアメリカ合衆国を含めたパワーバランスなどから、混沌とした情勢が続いています。国際ニュースでよく報じられることからも、世界経済への影響が高い中東情勢に世界の目が注がれていることが分かります。

日本では、日本列島から遠い中東情勢よりも北朝鮮のミサイル問題などが大きなニュースになったりしますが、実は中東は「日本の生命線」とも言われます。

これは日本のエネルギー事情に大きな関係があります。原油の自給率が0.4%と低い日本は、原油のほぼ全量(99.6%)を海外から輸入しています。原油の輸入先は8割以上を中東地域が占めており、天然ガス(LNG)の輸入先は地域分散されてはいますが中東依存度は29.5%となっています(2011年度)。

1967年ごろの日本は、原油輸入の中東依存度は9割以上となっていました。その後、石油危機をきっかけに、石油を安定して確保するために、中東以外の国から輸入する取り組みを進めたことがありました。この結果、原油の中東依存度は一時7割程度にまで低下しましたが、1990年以降はエネルギー使用量の増加とともに、再び9割近い依存度になっています。

中東地域で緊張状態が高まりますと、供給不測の懸念から石油や天然ガスの価格が高騰します。また、商品市況の高騰のほか、為替通貨の乱高下など大きな価格変動につながることもあり、日本経済はもちろん、世界経済全体に与える影響は多大となります。

もうひと頑張り!

「地政学的リスク」は、戦争や紛争など「もしも起きたときには、大きな影響になること」といえます。最悪の事態が回避されることも多いですが、株式市場の解説などで「地政学的リスク」という言葉を見かけるようになったら、なるべく現金化するようにして、もしものときに備えるようにしましょう。

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