トップわかる!株式用語LIBORとは

わかる株式用語

LIBORとは(らいぼー)

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まずはざっくり

LIBORとは「London Interbank Offered Rate」の頭文字の略称です。
英国のロンドン市場においての銀行と銀行の間でお金の貸し借りをするときのの金利のことで「ライボー」と発音します。

LIBORが決められているロンドン市場は『シティ』と呼ばれる金融街(ニューヨークなら「ウォール街」、東京なら「兜町」にあたります)にあります。

LIBORは馴染みのない言葉かもしれませんが、私たちの生活にも密接に関係している金利を決める重要な指標なんです。

これだけは覚えよう!

LIBORは英国銀行協会(BBA)が毎営業日、ロンドン時間11時に発表します。

国際金融市場ではLIBORが一般的によく使われます。
LIBORとはロンドンの銀行間取引のうち、銀行間で資金調達をする際の基準金利で資金を貸し出す側が示すレートです。LIBORでは1週間のレートから12ヶ月のレートまで算出されています。

主要銀行から提出された金利レートから、最も高い金利と最も低い金利のレートを上下4分の1ずつ省いて、残りを平均して算出されたものをLIBORとして公表しています。

実は各銀行は銀行協会に実勢レートを報告する義務はありません。適当なことも言えそうですが、信用力が違う銀行の提出した金利を平均してだすことで銀行の貸し出し金利の実勢値に近づくと考えられており、上記の方法を採用しているようです。

LIBORは国際的な金利の基準となっていますが、ユーロではEULIBOR(ユーリボー)、日本ならTIBOR(タイボー)も一般的ですので一概には言えません。

また円LIBORやドルLIBOR、ユーロLIBORなどもあります。
例えば円LIBORのレートを決める際は日系の銀行が何社か入って決めます。

三菱東京UFJ、みずほ、三井住友と、海外の銀行、バークレイ、JPモルガン、HSBCなど、大きな金融機関が円LIBORを決定する際の主要銀行となっています。

もうひと頑張り!

LIBORは住宅ローン等の設定の基準として使われる金利で、国際的な短期金利の指標です。金融商品の指標として使われており、企業向け融資やデリバティブ商品、社債、住宅ローン、教育ローン、クレジットカードなどの金利の基準になっています。
例えば企業向け融資は「LIBORの金利に0.8%上乗せ」などと決めたりします。
ちなみに、このLIBORを基準にしている金融商品の金額は世界で約3京円と言われ天文学的数字となっています。

このLIBORの問題点は、銀行が短期の貸出し実勢レートを報告する義務がないところです。
言い換えれば、貸出し金利(LIBOR)が上がれば銀行に入ってくる実入りがよくなりますので、金利を上げる不正行為を働きやすくなることです。

例え0.01%という金利が動いたとしても大きな金額が銀行に入ることになります(3京円×0.01%=3兆円)。
これは、私たちの生活にも大きな影響を与える大問題となります。

一方で低い金利を申告し、銀行の財政状態が良好であるように見せたりもできます。

このLIBORの不正操作に関する問題は、繰り返しニュースになっています。
金額だけで比べれば、国内証券のインサイダー取引の比にならない大きな金額が動きますので、根本的に変えていかなければならない問題の一つとも言えるでしょう。

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