トップわかる!株式用語信用残とは

わかる株式用語

信用残とは(しんようざん)

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まずはざっくり

信用取引の売買の残高の合計です。
「信用取引残高」の略です。

信用残を説明する前に・・・
株式取引の形は大まかに分けて2つあります。
@ 現物取引・・・自分の資金を使って売買する取引
A 信用取引・・・証券会社から資金や株券を借りて売買する取引

信用取引ってどういうこと?
簡単に言えば、少しの資金や株を担保に証券会社からお金や株を借りて、売買する取引です。
(資金や株を貸すのは証券会社です。借りるので利息はきっちり取られますし、担保も必要です。詳しくは「信用取引」をご覧ください)


「買い」はわかりやすいので、割愛しますが(買って売るだけなので)
「売り」から始めるのはイメージがつきにくいと思うので、ちょっと説明します。俗にいう"空売り"というものです。

友人AからCDを借りたとします。
友人BがそのCDを売って欲しいって言ってきました。借りたCDを1000円で友人Bに売りました。これは友人Aに怒られると思いそのCDをCD屋さんに探しに行くと、セールをしていて、100円で売っていました。900円儲けちゃいました。(おいおい、友達なくすぞ!)

これのCDが株に代わったと思ってもらえれば大丈夫です。
もちろん証券会社と契約を結んで行いますので、友達は失くしません・・・。

これだけは覚えよう!

さて、信用残は株価にどんな影響を与えるのでしょうか?

まず、信用取引にはルールがあります。
売買したら、通常6ヶ月以内に決済(売買)しなければなりません。
(証券会社からお金や株を借りているので、期間内に返してね、という訳です)

期間内にまだ決済していない取引の残高が「信用残」です。
買いなら「信用買い残高」、売りなら「信用売り残高」と呼ばれます。

買ったらいつか売る、売ったらいつか買う、はルールですので、
買い残が多ければ後々売らなければなりませんから、株価の下落要因となります。
逆に売ったら買わなければなりませんから、株価の上昇要因となります。

ただそんなに簡単なものでもないんです。
先のことがわかっていたら、誰でも活用したくなりますよね。
それが投資家の心理に大きく影響してくるから難しい!

信用買いは今買って6ヶ月以内に決済することになりますから、「今後の株価が6ヶ月以内に上がるだろう」と先高感を持っている人が多ければ「買い残」が増える傾向があります。

ある程度株価が上がって、そろそろ下がるだろうと思う投資家が多くなれば、売りから始める“空売り"が増えはじめ、逆に「売り残」が増えます。

「空売り残・信用残」を詳しく知りたい方はこちらからどうぞ

「買い残」が増えると、株価はどう動く?

買った後で株価が上がれば、投資家は利益確定のために株式を売ります。このとき、買いたいと思っている投資家以上に売りたいと思っている投資家が多ければ株価は下落しますが、その逆であれば、株価は下がることはありません。なぜなら、「この先もっと上がる」と考える先高感を持つ投資家が、「そろそろ下げる」と考える投資家よりも多い間は、現物・信用取引双方の利益確定の売り注文を吸収するので、株価は下がらないということです。

つまり、先高感が続く間は、一般的に言われる"「買い残」が増えれば、株価が下がる"ということが必ずしも起きるとは限らないということになります。

反対に、買った後に予想通り株価が上がらずに下がった場合には、信用取引の決済期日である6ヶ月以内に「"損失確定の売り"を行なう」か「決済期日まで"保有して、株価が上がるのを待つ"」といった動きがでます。

投資家はなるべく損失を出したくないと考えますから、損失確定をするよりは「期日を迎えるまで、上昇するのを待って、上がったところで売りたい」と 考えます。しかし、期限内に株価が上昇しなかった場合には、決済期日が近づくと信用取引の決済をするための売り注文が増えることになります。

このため、株価が上昇して高値を付ける過程で信用取引の「買い残」が大きく増えた後、株価が上昇しなかったときには、6ヶ月後に信用買いの反対売買によるまとまった「売り」が出ることがあります。

この場合も、「売りたい」投資家以上に、「買いたい」投資家が多ければ株価が下がることはありませんが、「買いたい」投資家以上に「売りたい」投資家が多くなると、株価が下がることとなります。

もうひと頑張り!

「信用取引ってなに?」「危なさそう」という方へ
こんな用語解説もあります。

信用取引 ・・・・・・・・・・・・・・信用取引ってなに?という方はこちらからどうぞ
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