わかる株式用語
格付とは(かくづけ)
まずはざっくり
格付けとは、債券の安全性を、格付会社がランク付けしたものです。
利息がちゃんと支払われるか、元金はもどってくるのか、といった債券のリスク度を表しています
これだけは覚えよう!
格付会社として有名なのは、アメリカのS&Pやムーディーズです。
日本にも日本格付研究社や格付投資情報センターといった格付会社があって、企業の債券や国債の格付けをしています。
最近では2011年に、世界の国債大波乱の年となりました。
7月にはギリシア、8月にはアメリカ、10月にはイタリア、スペインと各国の国債の格下げがされました。ギリシアやイタリアなどの財政悪化から世界同時株安が起こりましたが、国債の格下げというマイナス要素が増えたことでさらに株価が下がるという状況に陥りました。
アメリカ国債の格下げがされた翌営業日には、日経平均は-200円の大幅下落となりました。欧州債務不安で前日に―359円だったにもかかわらず、さらに一段安となりました。
さらに、11月10日にはS&Pが『フランス国債を格下げした』というメールが一部顧客に誤配信されたことで、株式市場も混乱し各国の指数は乱高下する結果となりました。
格付けが株式市場に及ぼす影響は、とっても重大なものになっています!
もうひと頑張り!
『これは何の下げ?』
日経平均のチャートを見ているときに、急騰や急落をしている箇所を見つけることがあります。
リーマンショックや東日本大震災などであれば、『このときはあの時だ!』というのがわかりますが、たまに思い出せないけど急激に変化している箇所も!
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未来を知るには、まず過去を知れといいます。『あの時何が起こっていたのか』確認したいときに、タイムマシンチャートはとっても便利です♪