トップわかる!株式用語QE3とは

わかる株式用語

QE3とは(きゅーいーすりー)

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まずはざっくり

QE3は実施されるのか?されないのか?

2011年8月26日に米ワイオミング州のジャクソンホールで開かれる経済シンポジウム(日本時間午後11時)で、FRB(The Federal Reserve Board、日本で言えば日本銀行のような位置づけ)のバーナンキ議長が講演します。

この講演で、バーナンキ議長がQE3(量的金融緩和第3弾)の実施を明確に発言するかどうかに、市場の関心が集まりました。

結果的には、言及はなく、しかし実施の可能性も排除しなかったことで、米国市場は1日で400ドル近くの幅で乱高下しました。

これだけは覚えよう!

QE“3"と言うからには、QE2もQE1もあったということ!
そしてなぜこんなに注目が集まるのかというと、2010年の8月27日にも、同じジャクソンホールで講演があったのです。その講演で、バーナンキFRB議長は「経済見通しの著しい悪化などで必要になった場合には、追加の金融緩和を実施する用意がある」と、QE2の実施を示唆したからです。

NYダウの株価チャート

QE2の期限が終わるタイミングの開催となった2011年6月22日のFOMCの後の会見では、バーナンキ議長はQE3(量的緩和第3弾に)ついて言及しませんでした。

債務不履行(デフォルト)を避けるためにアメリカ政府が借金の上限を引き上げをしたり、景気減速を裏づける経済指標が発表されてドルが売られ、アメリカ国債の格下げが行われ、世界同時株安が起こり・・・

まるでQE3の催促するように、2011年8月8日にNYダウが前日比-634.76ドルの10809.85ドルにまで下落し、その翌日にFOMCが開催されました。バーナンキ議長の声明は、2013年半ばまでFFレートを据え置き実質的なゼロ金利政策を継続することと、追加の金融緩和については可能性としてはあるくらいの表現にとどまりました。

それで、今度は去年と同じタイミングで発表があるかと世界中が注目していたのです。

もうひと頑張り!

ではQE1は?

事の始まりは、まだ記憶に新しいサブプライムローン問題です。日本のバブルでも土地や住宅を転売していた人が最後に大損をしましたが、アメリカでもNYダウが14164ドルの最高記録を付けた2007年10月9日頃は、とってもバブリーでした。

所得の低い人向けの住宅ローンであるサブプライムローンを使った金融商品の転売で、投資銀行などの金融機関は儲けていましたが、返済が焦げ付いたり住宅価格が安くなってしまって大損し、大手の投資銀行リーマン・ブラザーズが倒産。世界金融危機に発展します。そして2008年9月30日のNYダウは、前日比-777.68ドルの10365.45ドルになりました。

景気が悪いときには金利を下げる刺激策がとられますが、アメリカは既に実質ゼロ金利なので、市場にお金が出てきません。だったらお金を外から注ぎ込むしかありません。それも大量に。
それで、2009年3月から2010年3月までに、住宅ローン担保証券や米国債などを1.75兆ドル購入する量的金融緩和政策(Quantitative Easing)が行われました。これがQE1に相当し、以降QE2、QE3と呼ばれています。

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