わかる株式用語
PER変化率とは(ぴーいーあーるへんかりつ)
まずはざっくり
PERは業績から見て今の株価が割安なのか割高なのかを判断するための指標ですが、絶対値だけを見て判定するのは危ないことです。
ある銘柄のPERが30倍で、その業種の平均PERが45倍だとしても、それだけで「割安だ!」と喜んではいけません。もし、これまでPERが10倍だったのに、最近30倍になっていたのだとしたら・・・かなり割高ってことになります。
こんな間違いをして損をしないように、ケンミレでは銘柄ごとに、過去のPERと比べて今のPERが割安なのか割高なのかが簡単にわかる目安を作りました。それがPER変化率です。
これだけは覚えよう!
PER変化率は、マイナスの数値が大きいほどPERが割安に変化したということを表し、プラスの数値が大きいほどPERが割高に変化したということを教えてくれます。
たとえば、現在PERが30倍の場合、
以前のPERが60倍だったA銘柄のPER変化率は - 50%
以前のPERが10倍だったB銘柄のPER変化率は +200%
になります。
数%程度の小さな変化では投資判断に使えませんので、大きく変化した場合にだけのマークを表示しています。
PER変化率から見て、今、どんな銘柄が割安になっているかは、会員サイトでは毎日ランキングを作っていますので、一覧表で表示できます。自分が注目している銘柄のPER変化率を知りたければ、株価チャートを見るとすぐに確認できます。