わかる株式用語
悪材料とは(あくざいりょう)
まずはざっくり
株価を変動させるような、出来事や事情とか予測情報などのことを、このギョーカイでは"材料"と呼びます。
株式市場や個別銘柄の株価の上昇につながるプラスに影響する材料のことを好材料と言います。悪材料とは、株式市場や個別銘柄の株価の下落につながるマイナスに影響する材料のことです。"売り材料"や"弱材料"という言葉も悪材料と同じ意味で使われます。
悪材料には、株価に中・長期的にわたってダメージを与えるものと、ダメージが目先的な短期で終わるものがあります。
これだけは覚えよう!
悪材料にはいろいろなものがありますが、例としては
株式市場全体に影響する悪材料 | 個別銘柄に影響する悪材料 |
---|---|
政治的混乱や政策の失敗 | 業績の下方修正 |
天災・テロ・戦争 | 企業や社員の不祥事 |
為替や原油などの急激な変動 | 製品の欠陥やリコール |
東日本大震災、円高、トヨタの北米での大規模リコール、ソニーの個人情報の流出などなど・・・このような悪材料が下落を招いた例が、思い当たりますよね。
誰でも、株を持っているときに何か悪材料が出ると、先行きに失望してイヤ〜な気分になりますよね。これを嫌気(いやけ)と表現します。悪材料に対して嫌な気持ちになって、持っている株を売りに出すことを"嫌気売り"と言います。
株を買ってから長く保有していると、突然、悪材料が出て株価が下落することがあります。つまり株式投資では、株を持ち続けているということだけで、リスクが発生するのです。
どんなに良い銘柄を選んだとしても、リーマンショックや大地震は予知できませんよね。だから、買った後に予想外の悪材料が出て損をするというリスクを回避するためには、とにかく、長く持たないで目標利益率に達したらすぐに売ることが重要なんです。
もうひと頑張り!
株を持ってさえいなければ、予想外の悪材料は買いのチャンス!
予想できる悪材料の場合には、あらかじめ投資家がそれを見込んで取引するため、実際に悪材料が発表される前に、既に下落していることがあります。なので、悪材料が明るみに出たときには既にインパクトが無いので、それ以上株価は下がりません。また、悪材料が判明した後で下落が始まっても、売りたい人が全員売ってしまえば、それ以上株価は下がりません。これを"材料出尽くし"と言います。
悪い材料の影響が消えれば「そろそろ買ってもいいかな」と投資家は考えます。そして株価が上昇に転じると、「悪材料出尽くしで、株価は反転しました。」と市況ニュースで解説されたりします。ウミを出し切れば回復するっていうことです。
予想外の悪材料がもたらすもの、それは『買いのチャンス』です。
市場が予想もしていない突然の悪材料の出現や、急騰の時に勢いが付き過ぎて過大評価されていた分が一気に売られると、急落相場が起こります。
この急落相場は、最大のチャンス!なぜかと言うと・・・
急落でみんなが慌てふためき、売りたい投資家がすべて売ってしまえば、そのあと株価は上昇に転換するからです。
もちろん、このチャンスを生かせるのは、前回買った株を全て売り切っていて株を持っていない投資家です。
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明日の投資戦略(バーズアイ) ★投資家がヤルことを「三つにまで合理化」出来ました。
https://www.miller.co.jp/report/today_market/2018/20180724.html