トップわかる!株式用語年初来安値とは

わかる株式用語

年初来安値とは(ねんしょらいやすね)

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まずはざっくり

年の初めから今日までの期間で、一番安い株価のことを年初来安値と言います。ニュース解説などでは、「今日は日経平均株価が大きく下落して、500銘柄も年初来安値を付けました。」などとコメントされます。

これだけは覚えよう!

株式市場がどんどん下がり続けたときほど年初来安値銘柄の数が多くなり、株を持っている投資家は青ざめ、相場に悲壮感が漂います。ところが・・・物事の多くは表裏一体!

極端に年初来安値の銘柄の数が増えたときには、そろそろ下落が終わって上昇に変わるかもしれないというタイミングでもあるのです。

反対に、その年の初めから一番高い株価のことは、年初来高値と言います。株式市場がどんどん上がり続けると年初来高値銘柄の数が多くなりますが、極端に年初来高値銘柄が増えたときには、そろそろ上昇が終わって下落に変わるかもしれないというタイミングでもあります。

■グッドイシュー式年初来高値安値の方がより市場を的確に反映!

一般的な年初来高値や年初来安値は、4月1日を境にして集計期間が変わってしまいます。3月31日まではまだ今年のデータが少ないので、去年の1月4日からの株価と比べています。最大15ヶ月間の中で一番高いか安いかを見ているわけです。4月1日以降は、今年の1月4日から株価の株価と比べますが、最小3ヶ月間の中で一番高いか安いかを見ることになりますから、春先には注意してくださいね。

このように集計期間が違うと参考になりませんので、グッドイシューでは常に、当日から15ヶ月間遡った一定の期間で集計しています。株式ランキングで、一般式とグッドイシュー式で銘柄数が違うことがあるのはこのためです。

▼年初来安値(グッドイシュー式)はこちら
▼年初来安値(一般式)はこちら

もうひと頑張り!

年初来安値の銘柄数がどのくらいになったら、株式市場が下落から上昇に変わっているかを、日経平均株価のチャートで見てみましょう。

▼グッドイシューの無料チャートはこちら
1.日足を選ぶ
2.[設定]ボタンをクリックする
3.新値銘柄数の項目にチェックする

チャート設定画面

チャート画面の下に、年初来安値の銘柄数は青い棒グラフで、年初来高値の銘柄数は赤い棒グラフで表示されます。

ほとんどの銘柄が年初来安値を記録した2011年3月の東日本大震災の時は別ですが、ほかの時期では年初来安値銘柄の数が300とか400あたりを超えてくると、株式市場が下落から上昇に転換しているのが分かります。もちろん、その時々の株式市場を取り巻く環境が変われば、この目安となる数字も変わります。

それと比べて、割安なタイミングの目安となる年初来高値銘銘柄は200とか300とか、年初来安値銘柄よりも小さめの数字になります。

目安の数字が、年初来安値銘柄のほうが大きくなる理由は2つ。

■1つ目の理由
上昇したときの利益に対する"欲"よりも、下落したときの損に対する恐怖心の方が大きいってこと。大きな下落では投資家がパニック的な売りが出るので、新安値銘柄がたくさん出現するのです。

■2つ目の理由
これは信用取引の影響です。信用取引には2種類の方法があります。証券会社からお金を借りて、安いときに買って高くなったら売るという方法(信用買い)と、証券会社から株を借りて、高いときに売って安くなったら買い戻してその差で利益を出す(空売り)という方法です。

株式市場が上昇しているときには、買いたい人のパワーも大きいのですが、上がっているときに利益を確定したいので売りたいという人が、ふつうの現物株を売りたい人と、信用取引をしていて売りたい人がいるので、上昇パワーを抑える2つの力があります。

ところが、株式市場が下落しているときには、売りたい人のパワーが大きい一方で、下落パワーを抑える動きをするのは、下がっているので利益を確定したいという空売りの買い戻しの人の1つの力しかありません。なので、下落パワーを吸収しきれず、なかなか下げ止まらないのです。

だから、上昇率よりも下落率のほうが大きくなる傾向があり、新高値銘柄数より新安値銘柄数のほうが大きいという傾向になるわけです。

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