わかる株式用語
ストップ高(S高)とは(すとっぷだか)
まずはざっくり
1株100円の銘柄を買って、どんなにウマく行ったとしても、翌日1万円になることはあり得ません。1日に株価が上下に変動する幅を、証券取引所が決めているからです。
この株価が上下に変動できる幅のことを、制限値幅と言います。制限値幅の上限いっぱいまで上昇したことを、ストップ高と言います。反対に、下限いっぱいまで下落したら、ストップ安と言います。S高、S安と表示されることもあります。
変動があまりに大きいと投資家がいっぺんに資金を失うことがあるので、上がっても下がっても「これにて本日の打ち止め」という訳です。
これだけは覚えよう!
ある銘柄が、テレビや新聞で取り上げられた途端、買いたい人が殺到してストップ高になることがあります。1日だけでなく数日間、連日ストップ高になることもあります。また、株式市場全体の上昇の勢いが強いときなどには、「今日は100銘柄もストップ高しました。」なんてニュースでコメントされたりすると、華々しいイメージがありますね。
でも、こんなときに買うのは好ましくありません。
買いたい人ばかりが多くなって、売りたい人がいなくなれば、売買は成立しなくなります。大きな上昇の後に待っているのは、大きな下落です。ストップ高のニュースは、「今は、こんな業種やテーマが時流に乗っているんだな。」と思うだけで十分です。
新ケンミレ式次世代投資では、日経平均株価が大きく下落して株式市場全体が割安になった時にだけ、"あること"を判断するために、ストップ高を重要視しています。
株価が100円の銘柄の場合には、上がっても下がっても50円の幅までと決められていますから、150円まで上昇したら、ストップ高ということになります。
株価が500円の銘柄の場合には、制限値幅は100円なので、600円まで上昇したら、ストップ高です。
ここで、ん?と思った人は鋭い!!
100円の銘柄なら1日で+50%の150円まで上昇できるのに、500円の銘柄は750円まで上昇できなくって、+20%の600円止まり(?_?)
もうひと頑張り!
株を長く持つことは危険なことです。せっかく買った銘柄が、なかなか株価が上がらずに持っているうちに、また大震災が来たり、その会社が不祥事を起こしたりしたら・・・だから、買ったら早く上がってくれる銘柄のほうがいいんです。
もうひとつ!ボールは低いところから落ちるとリバウンドも小さくて低くしか跳ね返りませんが、高いところから勢いよく落ちると大きなリバウンドで高く跳ね返ってきますよね。株価も同じで、基本的には急落した後にはその後のリバウンドも大きくなります。だったら、20%の上昇率より、50%の上昇率が獲れる可能性がある銘柄のほうがいいですよね。
銘柄選びで最も重要なのは、平均上昇率です。もし平均上昇率のチェックで合格した銘柄がたくさんあって、さらにその中から良い銘柄を選びたいと思ったら、ストップ高までの上昇率をチェックして、より早く、より大きく上がる銘柄を選びましょう。
まず自分が買いたい銘柄の株価をチェックして、下の制限値幅の表を見ながら、もしストップ高したらどれだけの上昇率があるかを計算してください。この、もしストップ高したらの上昇率のことを、新ケンミレ式次世代投資では『ストップ高上昇率』と呼んでいます。
面倒臭がり屋さんのために、会員さん向けには『買いたいシグナル』という銘柄管理ソフトに買いたい銘柄を登録すると、自動的にストップ高上昇率を計算して表示しています。
株価 | 制限値幅 |
---|---|
100円未満 | 上下 30円 |
100円以上〜200円未満 | 上下 50円 |
200円以上〜500円未満 | 上下 80円 |
500円以上〜700 円未満 | 上下 100円 |
700 円以上〜1,000円未満 | 上下 150円 |
1,000円以上〜1,500円未満 | 上下 300円 |
1,500円以上〜2,000円未満 | 上下 400円 |
2,000円以上〜3,000円未満 | 上下 500円 |
3,000円以上〜5,000円未満 | 上下 700円 |
5,000円以上〜7,000 円未満 | 上下 1,000円 |
7,000 円以上〜10,000円未満 | 上下 1,500円 |
10,000円以上〜15,000円未満 | 上下 3,000円 |
15,000円以上〜20,000円未満 | 上下 4,000円 |
20,000円以上〜30,000円未満 | 上下 5,000円 |
30,000円以上〜50,000円未満 | 上下 7,000円 |
50,000円以上〜70,000円未満 | 上下 10,000円 |
70,000円以上〜100,000円未満 | 上下 15,000円 |
100,000円以上〜150,000円未満 | 上下 30,000円 |
150,000円以上〜200,000円未満 | 上下 40,000円 |
200,000円以上〜300,000円未満 | 上下 50,000円 |
300,000円以上〜500,000円未満 | 上下 70,000円 |
500,000円以上〜700,000円未満 | 上下 100,000円 |
700,000円以上〜1,000,000円未満 | 上下 150,000円 |
1,000,000円以上〜1,500,000円未満 | 上下 300,000円 |
1,500,000円以上〜2,000,000円未満 | 上下 400,000円 |
2,000,000円以上〜3,000,000円未満 | 上下 500,000円 |
3,000,000円以上〜5,000,000円未満 | 上下 700,000円 |
5,000,000円以上〜7,000,000円未満 | 上下 1,000,000円 |
7,000,000円以上〜10,000,000円未満 | 上下 1,500,000円 |
10,000,000円以上〜15,000,000円未満 | 上下 3,000,000円 |
15,000,000円以上〜20,000,000円未満 | 上下 4,000,000円 |
20,000,000円以上〜30,000,000円未満 | 上下 5,000,000円 |
30,000,000円以上〜50,000,000円未満 | 上下 7,000,000円 |
50,000,000円以上〜50,000,000円以上 | 上下 10,000,000円 |
無料で見れるコンテンツのランキングにも、「ストップ高ランキング・ストップ安ランキング」があります!
ストップ高したり、ストップ安する銘柄は「特殊な材料を持っている銘柄」と言う事になります。
つまり、特殊な銘柄にどのような銘柄が入っているのかと言う事を知る事が出来ます。 何時も見ていますと、ストップ高する銘柄の傾向などの「何か」を発見できるかもしれませんね!
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