トップなぜみんな「チャート」と騒ぐんだろう「第1回 チャートは投資に必要なのか?」

なぜみんな「チャート」と騒ぐんだろう

第1回 チャートは投資に必要なのか?

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チャートの使い方の本は沢山あります。
それらの本を読めば「チャート理論に強くなる」ことはできます。

チャート理論に強くなると株式投資で勝てるのかと言いますと「ノー」です。チャート理論を覚えても「株式投資に勝つことは99%できない」と断言できます。

チャートの専門家(チャーチスト)に、明日以降の動きがわかるかと聞けば、いろいろな根拠を述べて、「こうなればこうなる」という前提条件付きの結論は出てきます。

しかし、では「どうすれば良いのか」という実践になりますと、今度は勝つか負けるかのどちらかで、理屈で逃げることはできませんので、なかなか難しいものがあります。

ではチャートにはあまり意味がないのか

チャートを知らずに株式投資で勝ち続けることは99%不可能と言えます。つまり、チャートは株式投資で勝つための「必要条件」ではありますが、チャートを知っただけでは株式投資に勝てるほど甘いものではないと思った方が良いと思います。

チャートのここが凄い

チャートの使い方で一番重要なことは、「今が割高なのか、割安なのか」の判断です。この判断は3年間、5年間、10年間、20年間のチャートを見ればわかります。つまり「今のタイミングは、買ったときに勝つ確率が高く、負ける確率が低いタイミングなのかどうか」を判断する唯一の武器がチャートです。

チャートでなければ長い期間の比較ができませんので、今の株価が割安か割高かの判断もできません。当然、高い確率で勝つための買う決断も難しくなります。

ここからは、株式市場が上昇し下落するシナリオを書きますが、このシナリオに従って投資戦術を組むことができれば、株式投資の勝者に近づけると思います。

下落末期と上昇初期が絶好の買いタイミング、どうやって見分けるか

まずは日本の代表的な株価指数である日経平均かTOPIXを見ます。225銘柄の平均値なのですが、不思議と株式市場全体の動きにリンクしていますし、テレビのニュースでも株式市場の話をする時は日経平均かTOPIXの動きを見て、株価が上がった下ったとコメントしています。

ただしテレビなどの株式市場に対するコメントを見ますと、昨日と比べて大きく上がったとか、昨日と比べて大きく下がったとは言いますが、本当の意味で割安や割高を判断するためには、昨日と比べたのでは全く意味がありません。少なくとも、3年程度の期間で見て、割高か割安か(高値圏にあるか、安値圏にあるか)を見なければいけないと言えます。

何を見るかと言いますと、チャートの形、相場の過熱感や停滞感を示す色々な株価指標などを見て、今の株式市場が割安なのか、割高なのか、中途半端な状態なのかを判断し、割安で買うタイミングに来ていれば投資するというように使います。

日経平均だけでは株式市場全体の割安割高を判断したり、買いのタイミングを計ったりすることはできません。実際に売買する場合には、もう少し小さな市場の動きを見て買いタイミングを探します。

何を見るかと言いますと、

1) 規模別株価指数を見る
大型株指数、中型株指数、小型株指数を見る。

2) 業種別株価指数を見る
ここでは33業種のチャートを見て、それぞれの業種が「上昇中なのか」「横ばい中なのか」「下落中なのか」を見ます。

この業種別の株価指数は買いタイミングを探す絶好の武器になります。どうやって探すのかといいますと、4つの段階があります。下記に記述しますが、3段階目までは我慢し、4段階目では勇気を持って行動すれば良いと考えてください。

ここでもわかりますように、同じことを4回以上行うことで、買いタイミングを探すことができます。この作業が面倒臭い人は、作業を専門家に任せ、自分は結論だけを採用すれば良いわけです。

ケンミレもノウハウを持っていますが、色々な会社には色々な方法で買うタイミングを探すノウハウを持っている人がいますので、自分に合う専門家を探せば良いと思います。

その場合でも、このチャートに関するレポートを読んだ後で、専門家を探したほうが本当の専門家を見抜けるようになりますので、まずはチャートの使い方と機能を覚えてください。

最も実戦的なのは33業種の株価指数の全体的な流れを見る方法です。

33業種の株価指数の流れをどのように判断するかについて、4段階に分けて申し上げます。

【第1段階】
例えば、前回のチェック時には上昇中が27業種、横ばい中が3業種、下落し始めたばかりの業種が3業種であったのに、今回チェックしたら、上昇中の業種が20業種、横ばい中が2業種、下落中が11業種に増えていたとしますと、前回よりは相場全体の勢いが衰えてきましたが、それでも33業種中20業種が上昇していますので、まだ調整初期と考えます。

【第2段階】
次にチェックしましたら、上昇中の業種が12業種、横ばいが0、下落中の業種が21業種になっていたとしますと、これはいよいよ本格調整が始まったと考えます。

【第3段階】
そして、本格調整が始まったわけですから、一定期間経過すれば「再び株式市場は上昇に転換します」が、それまでの期間が短くなってきましたので「このタイミングで、もっと下がった時に買う銘柄のリストアップ」を行います。

【第4段階】
さらに下がりますと、いつ上昇に転換しても不思議ではないというタイミングになります。この時に一番いけない投資家は「底値で買おう」と転換点を探す投資家です。

買い損なわないため、買った後に株式市場がさらに下がっても大丈夫なように、「底値近辺」で買うための投資戦略を実行する投資家が勝ち組投資家になります。方法論については別のレポートで申し上げておりますので、そちらをご覧ください。

3) 買いタイミングが分れば、次にはどの銘柄を買うかについてのチャートの使い方を覚えることになります。

先に株式市場全体の動きの分析について書きました。これは難しいので専門家に任せるという方法もあります。

しかし、買いたい銘柄を決める場合は、損しても自分の懐が傷まない専門家の言うことを聞くよりも、 自分で探したほうが安全性は遥かに大きくなります。

しかし株価チャートの分析には専門知識が必要になりますので、 今さら勉強はしたくないという人にとっては「越えられない壁」になり、 ほとんどの人はチャートについてはなんとなく使うというレベルで終わってしまっています。

最初に書きましたが、チャートの理論や技術を勉強しても株式投資では勝てません。 株式投資で勝つためには「勝利の方程式」が必要です。しかも、「チャート知識が無くても使える勝利の方程式」が必要です。

「専門知識を使わなくても、見ればわかる」12項目のチェックをすれば、 有望な銘柄を探すことができる「手法」を作りました。この手法は、投資が分らない人(投資の未経験者)向けに作った手法です。

例えば、相場が下がり続けた場合、「この銘柄はあと何%くらい下がる」ということを、チャート上に引いたラインから計算し、 この下落余地が大きい銘柄は除外し、下落余地の小さい銘柄をリストアップするという方法。

株式市場が上昇した場合、上昇率の高い銘柄と上昇率の低い銘柄に分かれます。 当然、上昇率が高い銘柄のほうが良いわけですが、この上昇率が高い低いの判断を「その銘柄の平均上昇率」を見て、 平均上昇率の高い銘柄をリストアップするという方法。

これは何かと言いますと、技術的な計算は専門家が作ったプログラムが行い、 投資家はそのプログラムが出した銘柄の取捨選択の判断材料を目で見て(知識は使わない)選べるというコンセプトのプログラムです。

本に書いてないチャート機能の使い方 - 目次

第1回 チャートとは何か?
ローソク足の見方については色々な本で解説されています。
ローソク足の見方がわかれば株式投資で勝てるかと言いますと、 私の知り合いのテクニカルアナリストはまったく当たりません、 というよりも当たったところを見たことがありません。 つまりチャートの理論的な使い方がわかっても株式投資に勝てるわけではありません。
昔、私は「チャートにはお金が落ちている」と言っていたことがあります。
つまり、チャートを活用すれば株式投資で勝つ確率をアップできると言うことになります。
第2回 チャートのどの機能を使うのか?
チャート機能で個別銘柄分析に求める機能はA. 今の株価水準が割安なのか、適正なのか、割高なのか B. 今のトレンドはどっちを向いているのか C. どこまで下がるのか、どこまで上がるのか と言う三つです。
第3回 機能の解説:チャートの表示期間を自由に変更
それでは一つずつチャート機能の使い方を説明します。チャートの機能につきましては、作った人の意思が反映されますので、どの会社が作ったチャートもそれぞれ独特の機能を持っています。
ここではチャートの基本的な機能と、あれば便利な機能の中で、自分が好きな機能を見つけることから始めればよいと思います。
第4回 機能の解説:移動平均線
今回はチャート機能の2回目です。 1回目はチャート表示期間を自由に変えられる機能について書きました。今回は移動平均線を銘柄毎にフィットさせることで、抵抗ラインを探す機能です。
第5回 機能の解説:トレンドライン、日足/週足/月足
今回はチャート機能の3回目です。 1回目はチャート表示期間を自由に変えられる機能について書き、2回目は移動平均線の最適化の方法について書きました。
3回目は「知れば知るほど面白くなる」トレンドラインの使い方について説明します。
第6回 機能の解説:押し目・戻し目ライン
もう半分まで来ました。今が一番面倒臭くなるタイミングだと思います。
言い換えますと、このタイミングで多くの投資家がギブアップして、チャートを投資の武器にできずに終わってしまいます。逆に言いますと、ここを乗り越えますと、チャートを投資の武器にすることが面白くなり、面白くなれば意欲も復活しますので、 ここが勝負どころと考えて頑張りましょう。
最終回 機能の解説:新値銘柄数、信用評価損率
最後の二つは、私が株式市場の転換点を探すときに使ったものですが、 的中精度は非常に高かったので、ぜひ使い方を覚えていただきたいと思います。

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