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【第7回】勝つ確率を上げるためのテクニカル指標の使い方とは?

RSIやサイコロジカルラインなどのテクニカル指標は、一般的には「RSIが25%以下になったら買い」というように、単純に使われています。

しかし、実戦でこのような単純な使い方をしても、「なかなか当たらない」と思います。

それは、銘柄ごとに人気や成長性などによって、株価が反転するタイミングが違うからです。

逆に言えば、銘柄ごとに最適な売買タイミング指標が分かれば、勝つ確率は高くなると言えます。

今回は、テクニカル指標の解説と併せて、テクニカル指標を最適化して、勝つ確率を上げる方法をレポートしていきます。


■サイコロジカルラインとは?

サイコロジカルラインは、売買タイミング指標の中で、最も仕組みが簡単と言えますので、まずは、ここから解説していきます。

サイコロジカルラインとは、株価が「過熱しているのか」「過熱していないのか」を見るためのものです。

計算の方法は、とても簡単で、株価が上がった日を「勝ち」、下がった日を「負け」として、過去12営業日の勝ち負けを集計して算出します。

一般的には、勝率が25%(3勝)以下になると割安で、75%(9勝)以上になると過熱気味と言われています。

サイコロジカルラインは、計算が大ざっぱなので精度が低く、個別の銘柄の分析には向きませんが、日経平均などのマクロの株価指数の動きを掴むには有効となります。

ただし、マクロ指標の分析にサイコロジカルラインを使う時も、高値圏で10勝2敗(83%)では確実性が低いと考え、11勝1敗(92%)や12勝(100%)、または安値圏で1勝11敗や12敗の時のみに使った方が良いと言えます。

言い換えれば、100%や0%に近い、特殊な市場環境にならない限り、サイコロジカルラインは使わない方がよいと言えます。

つまり、相場が割安になって0%に近い数値になった時だけ「そろそろトレンドが上昇に転換するのでは」と考えれば良いと思います。

▼新ケンミレ式次世代投資の高機能チャートでは、下のように「最適化された」サイコロジカルサインを、簡単に表示することができます。





■RSI・RCI・ストキャスティクス

現在の株価が「割高」なのか「割安」なのかを判断する時に使われる代表的なテクニカル指標が「RSI」「RCI」「ストキャスティクス」です。

これらの指標は、株価と日数を使って計算されています。

RSIとは日本語で「相対力指数」と言われ、アメリカのテクニカルアナリストのJWワイルダーによって開発されました。

RSIの計算方法は、過去○日間の値上額の合計÷(過去○日間の値上額+値下額)です。
具体的には、過去7日間とした場合

      1日 2日 3日 4日 5日 6日 7日
株 価  500 510 500 490 480 470 480
値動き  -10 +10 -10 -10 -10 -10 +10

この7日間の
(A)値上がりの合計は+20円
(B)値下がりの合計は−50円
(C)値動きの合計は70円(A+B)
となりますので、A÷C=28.6%がRSIになります。

一般的には、RSIが25%以下になったら割安と判断して買い、75%以上になったら割高となって売り、というように言われていますが、この通りに使っても実戦で勝つことは難しいと思います。

それは冒頭でも申し上げたように、個別銘柄の成長力や人気度によって、割高とか割安の判断に使う数値が違うからです。

成長力や人気度の高い銘柄は、株価が上昇して下落してきた時に、多くの投資家が早めに買ってくるので、通常よりも下落率が小さくなりRSIも高くなります。

このように銘柄ごとに、「何%以下になると上昇に転じる可能性が高いのか」という、過去の傾向をチェックする必要があるのです。

これを目で見て行おうとしても、不可能に近い作業になりますが、新ケンミレ式次世代投資の高機能チャートでは、「銘柄ごとに何%になると上昇する可能性が高いのか」という最適化を、自動で毎日、全銘柄行っています。

▼高機能チャートの「設定」を押して、「RSI」にチェックを入れるだけで、最適化されたラインがチャートの下に表示されます。



▼一般的なRSIの日数では反転タイミングが合っていませんが、最適化後のチャートでは反転タイミングが合っていることが分かります。



■RCI

RCIとは、日本語で「順位相関指数」と言われ、日付と株価に順位をつけて、どれだけの相関関係があるかを数値化した指標です。

RCIの計算方法は、結構面倒くさいので、計算方法はココには載せませんが、一般的には25%以下になると割安、75%以上になると割高と言われています。
(一般的には−100%から100%で表示されていますが、新ケンミレ式次世代投資では分かりやすいように、0%から100%の表示にしています)

しかし、この数値も上のRSIでご説明したように、銘柄ごとに最適化された数値を使わなければ、実戦で勝つのは難しいと思います。

一般的には、RCIの日数は9日から15日に設定することが多いようですが、RCIについてもRSIと同様に、新ケンミレ式次世代投資の高機能チャートでは「最適化」されて表示されます。


■ストキャスティクス

ストキャスティクスとは、ある期間の振幅を計る指標で、上げ過ぎや下げ過ぎを見る時に有効になります。

一定期間の高値と安値に対する関係を数値で表したもので、株価が上がれば数値が高く、下がれば低くなり、一般的には70%以上が割高、30%以下が割安と言われています。

この指標には、%Kとか%D、さらにスロー%Dという、少しややこしいネーミングがありますが、それぞれの計算式を覚える必要はなく、RSIやRCIと一緒に「最適化された数値が高いか低いか」をチェックすれば良いと思います。

ストキャスティクスについても、新ケンミレ式次世代投資の高機能チャートは自動的に「最適化」しています。


■一般的なテクニカル指標を使っても勝つ確率は上がりません。

株式市場には色々なテクニカル指標がありますが、その中で多くの投資家が注目している指標ほど、良く当たります。

例えば、多くの投資家がRSIを重視していれば、RSIを使った投資の勝率が高くなりますし、ストキャスティクスが当たるとなれば、個人投資家もストキャスティクスに売買タイミングを変更すれば良いということになります。

テクニカル指標は「RSIは一般的には25%以下になると割安」などと言われることが多いですが、個別銘柄の成長性や人気度によって、「最適な数値」が変わってくるので、「一般的な数値」には何の意味もありません。

つまり、この「○○%なら割安」という言葉は、株式投資の実戦で勝つ確率を上げるためには、全く意味がないことなのです。

前述のように、新ケンミレ式次世代投資では、勝つ確率を上げるために、全ての銘柄のテクニカル指標について「最適化」を行っています。

「最適化」とは、RSIなどの売買タイミング指標の場合は、一般的に使われている日数ですと、株価の動きとRSIなどの指標の山谷が一致しないことがありますので、株価の動きと指標の山谷が合うように、日数を合わせることを言います。

最適な日数に合わせることで、RSIなどの数値が「どの程度まで下落したら株価が上昇に転じるのか」が見えやすくなります。

このように、銘柄ごとの株価の動きに合った「最適な日数」を見つけ、株価が反転上昇するような「最適な数値」を見つけることで、はじめて勝率が高くなるのです。

しかし、この最適化数値は、一度調べたらずっと使えるものではないので、注意が必要です。

新ケンミレ式次世代投資では、裏側で膨大なプログラムが動いていて、最適化された数値を毎日、全銘柄更新しているので、それだけでも高機能チャートを使う価値があると思います。

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