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【第6回】ボックス相場での投資戦術。「GI抵抗ライン」と「波動ライン」で勝つ確率アップ?


今回は、初心者の方にも分かりやすい「ボックス相場」についてレポートします。

チャートの「GI抵抗ライン」と「波動ライン」が強力な武器になります。

今回も自分でボックス相場のチャートを探しましたが、デカチャートに波動ラインの上昇率と下落率を表示する改善が、「とても役立った」という実感がありました。

■ボックス相場とは?

ボックス相場とは、一定のレンジの中で、株価の上昇や下落が繰り返される相場のことを言います。

大きな上昇相場や下落相場は、企業業績や金利、為替などが材料となっているので「分かりやすい相場」と言えます。

一方、ボックス相場は、大きな材料が無い時に形成されることが多いため、「分かりにくい相場」と言えますが、投資家心理を反映して「一定の法則」で株価が動くので、安全で比較的簡単に利益が取れる相場とも言えるのです。

なぜ一定のレンジの中で上昇や下落を繰り返すのかというと、大きな材料が無いので、投資家が「過去の株価の動きを参考にして売買する」からです。

投資家は、「過去の高値近辺までは、株価が上昇するのではないか」と考えて買い続け、その近辺まで上昇すると、利益確定の売りが出て買いが少なくなり下落に転じます。

そして過去の安値近辺まで下落すると、「そろそろ下げ止まるのではないか」と考えて、株価が上昇に転じるのです。

▼自分で上下に線を引くことで「ボックス圏」が見えてきます



■高値のラインと安値のラインが引ければ上昇余力が見えてくる

株価が高値(上値)と安値(下値)の間を行き来するボックス相場では、下値のライン(下値抵抗ライン)近辺で買い、上値のライン(上値抵抗ライン)近辺で売るという、効率的でリスクが少ない投資が出来ます。

ボックス相場では、上昇した時に売り損なわないために、1つの銘柄を長く持つのではなく、下がったら買い、上がったら売ることを繰り返すことがポイントです。

なぜならボックス相場で持ち続けると、上昇した後に下落して、結局、下値抵抗ラインまで下がってしまう可能性が高いからです。

具体的な銘柄探しの段階では、下値抵抗ラインから上値抵抗ラインまでの距離(%)が、どの位あるかを確認する必要があります。

買った後の上値抵抗ラインまでの上昇率を「上昇余力」と言いますが、自分が目標とする上昇率よりも、上昇余力が小さい場合は、投資対象から外すべきと言えます。

例えば、過去の平均で10%程度しか上昇していない銘柄であれば、15%の上昇を期待することは難しいからです。

この「1回の上昇で、どのくらい上昇するか」は、個別銘柄によって異なりますので、過去の株価の動きを調べて、「だいたい、どの位上昇するか」をチェックすると良いと思います。

ボックス相場では、上昇余力が大きくなる、下値抵抗ラインまで下がったところで買うのがベストですが、下値抵抗ラインを割り込んだ場合は、相場の方向性が変わった可能性があるので、迷わず売った方が良いと言えます。

▼高機能チャートでは、上げ止まりやすい「上値抵抗ライン」と下げ止まりやすい「下値抵抗ライン」が、クリック1つで表示されます。

さらに1回の上昇率が分かる「波動ライン」も表示されますので、直近の上昇率「9.4%、13.7%、17.4%、12.5%」を見て、「だいたい10%くらいの利益率なら売れそうだな」という戦術が立てられます。



■ボックス相場は「いつ終わる」のか

ボックス相場では、同じような角度(日数)で上昇や下落を繰り返します。

この角度は、銘柄の成長性や人気度で決まり、成長性や人気度が高ければ、上昇局面では急角度で上昇し、下落局面では緩やかに下落する傾向があります。

株式投資の実戦では、このボックス相場の繰り返しが「いつ終わるか」が気になりますが、それは「新しい材料が出た時」です。

良い材料が出れば、上値抵抗ラインを突破して上昇し、悪い材料が出れば下値抵抗ラインを割り込んで下落します。

ただ、材料が出る前の株価の動きをチェックすると、まずはボックス圏での動きに変化が出て、上昇や下落の角度が変わります。

例えば、良い材料が予想され始めると、ボックス圏での下落スピードが落ちて、次の上昇局面では急上昇になって、最後に上値抵抗ラインを突破することがあります。

▼下落スピードが落ちて上値を抜けたチャートの形



つまり、ボックス圏での動きに変化があった場合は、何らかの材料が出て、「もうすぐ上値か下値の抵抗ラインを突破する可能性がある」と予測出来るのです。

そして、上値抵抗ラインや下値抵抗ラインを抜けると、新しい上昇トレンドや下落トレンドが始まります。

この時に、前のボックス圏が長ければ長いほど、新しい相場は大きな相場になる可能性が高くなります。


■ボックス圏チャートの探し方

今回も前回のゴールデンクロスを探した時と同様に「デカチャート」が活躍しました。

デカチャートで、東証1部の全銘柄を表示して、「次へ」ボタンを押して、どんどんチェックしていき、気になる銘柄があった場合は「銘柄仮保存」にチェックしました。

実際にチェックしてみますと、GI抵抗ラインと波動ラインを表示することで、感覚的にボックス圏が見えるので、ゴールデンクロスの時より簡単にチェックが終わりました。

お時間のある時に、試してみてはいかがでしょうか。

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