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【第4回】反転上昇する可能性の高い「移動平均線乖離率」の使い方のコツ


第3回レポートでは、移動平均線とローソク足が「くっついた時」を使った買いタイミングの取り方を解説しました。

今回は、逆に移動平均線から「大きく離れた時」を使った買いタイミングの取り方をレポートします。

移動平均線乖離(かいり)率とは、移動平均線から株価が「どのくらい離れているか」によって、売買タイミングを計る指標です。

移動平均線乖離率の計算方法は、移動平均線が500円で株価が450円の場合
(450−500)÷500=マイナス10%
となり、移動平均線からマイナス10%、株価が移動平均線から「下方乖離」していることになります。

株価が下落トレンドで、移動平均線の下側で推移している時には、株価が大きく下落して移動平均線から一定率以上離れると、多くの投資家は「割安だ」と考えて、買いに動きます。

なぜなら、移動平均線から離れた株価は、また移動平均線に近付くという動きを繰り返すからです。

この習性を利用して、買いタイミングの判断材料にしようというのが「移動平均線乖離率」なのです。


■個別銘柄ごとに過去の乖離率をチェックしましょう

一般的な解説で良く聞くのが「移動平均線乖離率が○○%になったので、そろそろ上昇に転換する」というものです。

しかし、どのテクニカル指標もそうですが、成長力や人気度によって、株価が反転する乖離率は違ってきます。

つまり、銘柄ごとに株価が反転する乖離率が違うので、銘柄ごとに計算された数値でなければ、実戦では全く意味が無いのです。

従って、移動平均線かい離率をチェックする時には、その銘柄が過去に何%くらい移動平均線から乖離した時に、上昇に転じているかを調べることが大切です。

例えば、下のチャートの銘柄は、株価が25日移動平均線から「7%前後下方に乖離」した時に反転上昇する傾向があります。


このように、現在の乖離率と過去の乖離率と比べて、「そろそろ株価が反転するタイミングなのか」、それとも「まだまだ、これから乖離していく水準なのか」をチェック項目に加えていただくと良いと思います。

■ケンミレ株式情報の高機能チャートソフトを使ってみましょう

このような作業を個人投資家が自分で行うには、時間と手間がかかりすぎます。

ケンミレ株式情報の「最適指標」は、個別銘柄ごとに、何日の移動平均線の場合に、移動平均線からどのくらい乖離したら反転する習性を持っているのかを、過去1年間の実績データで検証し、反転する確率が高い数値をソフトが自動的に計算しています。

この数値は、高機能チャートで見ることができますが、一例として下のような表示になります。


このチャートを見ますと、移動平均線乖離率(下部の緑の折れ線)がー10%近辺に来ると、株価が反転上昇していることが分かります。

この銘柄は25日移動平均線との乖離率が表示されていますが、高機能チャートソフトでは、移動平均線の日数も自動的に「最適化」されます。

下のチャートは5日移動平均線に対して「最適化」された銘柄です。

この銘柄の場合、5日移動平均線から−4%近辺で反転上昇する傾向があります。


このように、ケンミレ株式情報の高機能チャートでは、全ての銘柄に対して、裏側では膨大なプログラムが分析をかけ、最適な数値を毎日洗い替えしています。

最適化ソフトは、移動平均線乖離率だけでなく、他のテクニカル指標でも行っていますが、それらの内容については改めてレポートします。


■移動平均線乖離率を見て「割高な銘柄」は避けましょう

今まで説明した動きとは逆に、株価が移動平均線の上側で推移していて、移動平均線から大きく上に離れている場合は、株価は「割高」と見ることができ、移動平均線まで調整してくる可能性が高くなります。

つまり、下のようなチャートの場合は、ローソク足が移動平均線付近まで下がってくるのを「待つ」ということになります。



(編集後記)

1月に入ってから、毎週末に「よいチャートの形」を探してマイストックに登録し、「その後どう動いたか」をチェックしています。

そうすると、ある形のチャートだけはとてもよいパフォーマンスになっていることが分かりました。

このチャートの形については、今週中にここでレポートしたいと思いますので、楽しみにしていてください。

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