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チャートから投資家心理を読むコツ

【第3回】移動平均線を使った売買タイミングの見つけ方のコツ


チャートを使った投資判断で、ポピュラーかつ簡単で、しかも利用価値が高いのが「移動平均線」です。

チャートをチェックする時に「まず、移動平均線を見る」という投資家も少なくありません。

今回は「移動平均線」について、次回は「移動平均線乖離(かいり)率」について、詳しくレポートしていきます。


■移動平均線とは?

株価チャートを見ると、ローソク足に絡むように描かれている折れ線があります。
▼これが移動平均線です。


移動平均線とは、あらかじめ決めた期間の株価を平均化して、その数値をつないだものです。

例えば「5日移動平均線」は、直近5日分の終値を合計して、5で割って計算しています。

毎日、一番新しい5日分の日々の終値を合計して、5で割ってチャートに点を打ち、その点と点を結ぶと移動平均線が出来上がります。

移動平均線は、一般的に日足では「5日・25日・75日」、週足では「13週・26週・52週」が、よく使われます。

特徴として、平均を取る期間が短い移動平均線ほど最近の株価の動きに反応しやすく、期間が長いほど移動平均線の変化が緩やかになります。

移動平均線は、過去の株価の平均ですので、株価が上昇している時には、株価は移動平均線の上で描かれることになります。

反対に、株価が下落している時には、株価は移動平均線の下で描かれます。

移動平均線と株価の連動性は、平均する期間が短いほど高く、長いほど低くなりますので、短期の動きを知りたいときには短期の移動平均線を、相場のトレンドを見るときには長期の移動平均線を使います。

当然ですが、日足よりも週足の方が株価のトレンドを見るときに適しています。


■因みに、新ケンミレ式次世代投資の高機能チャートでは「3本の移動平均線」を表示することができます。

また移動平均線の日数も自由に設定することができますので、とても便利です。



■上昇局面では株価と移動平均線の接点から上昇する可能性が高い

チャートを見ていますと、ローソク足の下側が移動平均線にくっついたポイントから、株価が上昇に転じるケースがよくあります。

移動平均線とローソク足の関係は、多くの投資家がチェックしているため、同じ様な動きをする可能性が高いのです。

株価が移動平均線の上側で推移している時に、株価が下がってきて、ローソク足の下側が移動平均線とくっついた場合には、多くの投資家が買いに動くことがあります。

ただし、株価と移動平均線が「くっついた」というのは、ピッタリでなくてもOKです。

それは個別銘柄の成長性や人気度などによって、株価が下げ止まるポイントが違いますので、成長性が高かったり、人気の高い銘柄は、調整しても株価が移動平均線に「くっつく前に」上昇することがあるからです。




■銘柄ごとに「適した期間」の移動平均線を使いましょう

テクニカル分析とは「今、一番適している指標を探して使う」ことであり、教科書的に「いつも、この指標を使う」ことではありません。

つまり、25日や75日、13週や26週の移動平均線で、うまく買いタイミングを探しだすことが出来ない場合は、別の期間の移動平均線を探すことが必要になります。

例えば、下のチャートは25日移動平均線を表示しますと、ローソク足の下側がくっついているところが殆どありませんが、これを17日にしますと、いくつかの買いタイミングを捉える事ができます。




このように、株式投資はチェックする項目が増えれば増えるほど、勝つ確率が高くなります。

逆に言えば、楽して答えを探そうと思っても、難しいということになってしまいます。


■移動平均線の欠点とは

売買タイミングを見つけるのに「使える」移動平均線ですが、株価が移動平均線と大きく離れて動いている時には、その役割を果たせなくなります。

つまり移動平均線は、株価が急騰・急落している時には、ローソク足と移動平均線が大きく離れてしまうので、売買タイミングを捉えるには不向きということになります。

逆に、株価が急騰・急落せずに、なだらかに動いている相場で、移動平均線は威力を発揮します。


■まとめ

今回の移動平均線に限らず、テクニカル指標が当たるかどうかは、そのテクニカル指標を使っている投資家が「多いか」「少ないか」で決まります。

使っている投資家が多いということは、同じ指標でタイミングを計っている多くの投資家が、同時に買いに動くことになり、株価の下落が止まり、上昇に転じる可能性が高くなるのです。

このように、チャートの見方や裏側にある投資家の動きを、知っているのと知らないのとでは、投資成果に大きな差が出ると思います。

株式投資は、プロと個人投資家が同じ土俵で勝負するので、普通に勝負すれば「負ける確率が高く」なります。

多くの個人投資家は、知識や技術を持たないまま実戦に入って負けてしまい、最悪の場合は、大切な資金を失ってしまったり、市場から退場してしまいます。

せっかく興味を持って株式投資をスタートさせても、負けてしまっては面白くないので、投資をやめてしまいます。

しかし、何事もそうですが、楽をして勝てるほど株式投資は簡単ではありません。

新ケンミレ式次世代投資の理念は「負けない投資家をつくる」ことです。

その理念を実現するために、新ケンミレ式次世代投資では「投資理論」や投資理論を実践するための「ソフトや高機能チャートなどの武器」、そして1年以上かかっても学びきらない「教育コンテンツ」などを提供しています。

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