トップ株式投資で知っておいた方が良いこと株式投資で知っておいた方が良いこと「第34回 新ケンミレが考える『買っても良い銘柄』とは(前編)」

株式投資で知っておいた方が良いこと

第34回 新ケンミレが考える『買っても良い銘柄』とは(前編)

=どのような銘柄が『買っても良い銘柄』なのか?=

A:過去に大きく上昇した実績がある銘柄
B:今、現在下がっている銘柄
C:そろそろ下げ止まりそうな株価水準に近づいている銘柄
D:新ケンミレが考える『買っても良い銘柄』の条件(まとめ)

≪D:新ケンミレが考える『買っても良い銘柄』の条件(まとめ)≫

(1)株式投資の原点に戻ろう

株式投資にはさまざまな手法がありますが、大別しますと株価が上がっている銘柄に投資する「順張り」と、株価が下がっている銘柄に投資する「逆張り」に分かれます。

それぞれに一長一短はありますが、ただ一つはっきりと言えることは「株式投資は下がっているとき(=タイミングや銘柄)に買って、上がれば売る」ということが基本にある、ということです。そうしますと、上がっている銘柄に投資する手法は上級者の投資手法となりますので、当レポートのコンセプトの"まずは負けない投資家になるためにはどうするか?"を卒業した投資家の投資手法となります。

したがって、投資暦が浅かったり、反対に投資暦は長いけれど"利益がコンスタントに出ていない"投資家の『買っても良い銘柄』とは、おのずと下がっている銘柄を前提に考えることになります。

(2)新ケンミレの『割安株』には明確な定義がある

テレビのニュースや新聞などを見ていますと、一日の相場の動きを解説するときに『割安株』という言葉をよく聞くことがあります。しかし大概のケースでは、ただ単に下がっている銘柄を『割安株』と呼んでいるようで、伝えるメディアによっても『割安株』自体の定義もあいまいな印象を受けます。

新ケンミレでも、株式投資を財産構築の手段とするなら『割安株』だけに投資しましょうと言っていますが、新ケンミレの『割安株』には明確な定義があります。それが第30回から第32回にかけて解説してきました"3つの条件"を満たしているかどうか、です。この"3つの条件"はとても重要で、銘柄選びに迷ったり悩んだりしたときに「立ち返るための拠りどころ」になりますので、もう一度頭の中を整理するためにも「まとめ」として解説します。

・1番目の条件「過去に大きく上昇していること」のまとめ

これは『割安株』に限ったことではありませんが、銘柄を選ぶときに最も重視することは「買った後に上昇する可能性があるかないか」ということです。過去に大きく上昇した実績がある銘柄は、多くの投資家の注目を集めた人気銘柄ですので、上昇した後の調整で株価が下がればその人気が再燃する可能性が高くなります。

しかし過去に大きく上昇した実績がない銘柄は、上昇するための新しい好材料が出現しなければ株価は上昇しませんが、それが「いつ出現するのか?」は誰にも分かりませんので、好材料がいつ出現するか分からない銘柄に投資することは「当たればラッキー」という銘柄と言えます。したがって、大きく上昇した実績がない銘柄は投資家の人気が集まらない銘柄と言えますし、そもそも「ラッキー」に期待すること自体が財産構築の手段としては不適切ですので、過去に大きく上昇した実績がない銘柄は「投資対象外」となります。

この「過去に大きく上昇した実績があるかどうか」をチェックする方法は簡単で、上昇と下落を繰り返しているチャートの安値から高値までラインを引いて、電卓を叩いてラインの「上昇率」を計算すれば良いのです。このとき、銘柄によっては「上昇率」がバラバラですので、6ヵ月間や1年間や2年間の期間の「上昇率」の平均値で"その銘柄の人気度=再び人気化して株価が上昇したときにどれくらい上昇する可能性があるか?"を計算して判断します。

なお、新ケンミレの会員用高機能チャートでは、わざわざ自分でラインを引いて上昇率を計算しなくても、その銘柄が持っている期待上昇率を「平均上昇率」として個別銘柄ごとに計算して表示するようにしています。ただし「平均上昇率」はあくまでも平均値ですので、実際にチャートを見てチェックするときは『波動ラインの短期波動の一本一本の上昇率』で最終的に判断します。

また『バリューライン』でも解説しましたが、株式市場や個別銘柄には上昇トレンドや下落トレンドがありますので、たとえばチャートが下落トレンドであれば「平均上昇率よりも少し低め」で判断したり、一本一本の『波動ラインの短期波動の上昇率』でも低い上昇率を基準にしてその銘柄の期待上昇率を判断します。

さらに「率」に加えて「日数」もチェックして、"再び人気化して株価が上昇したときに何日間くらい上昇が続く可能性があるか?"もチェックすれば、さらに判断の精度がアップします。

<1番目の条件の判断するときに使う武器>
平均上昇率/平均上昇日数、一本一本の短期波動の上昇率/上昇日数、バリューライン

・2番目の条件「今、現在、下がっていること」

株式投資の基本は「株価は上がれば下がり、下がれば上がるので、株価が下がったときに買って上がれば売るだけ」ということですので、あくまでも『割安株』に投資する場合は株価が下がっていることが重要な条件になります。

チャートを見れば株価が「上がっているのか?それとも下がっているのか?」は簡単に見分けることはできますが、下がっているからと言って飛びついて買ってしまうと「買った後からさらに下がってしまう」ということになってしまいますので、この2番目の「今、現在、下がっている」の条件をチェックするときには「大きく下がっている」ということが重要になります。

この「大きく下がっているかどうか」をチェックする方法は、1番目の条件のチェックと同じようにチャートにラインを引いてチェックします。ただし、大きく異なる点は1番目のチェックは「安値から高値にラインを引いた上昇率(上昇日数)をチェック」しますが、2番目の条件は「高値から安値にラインを引いて、そのラインが長いかどうか=大きく下がっているかどうかをチェック」します。

そうしますと、どれくらいの長さの下落ラインを引くことができれば「大きく下がっていると判断できるのか?」ということが問題となりますが、新ケンミレの会員用高機能チャートでは『波動ラインの中期波動』が表示されますので、この『中期波動の下落ライン』が引かれた銘柄を2番目の条件の「今、現在、下がっている」の"最低条件"にするようにしています。

どうして"最低条件"という但し書きを付けたのかと言いますと、たとえ『中期波動の下落ライン』が表示されたとしても、それはコンピューターがある条件を満たしたときに機械的に表示したものに過ぎませんので、株価はさらに下げる可能性も十分にあるからです。ただ、何の指標も持たずに気分や感情で判断するよりも、『中期波動の下落ラインが引かれた』という事実を見て「大きく下がった」という判断が客観的にできるというメリットはあります。したがって、『中期波動の下落ライン』が表示されたらすぐに買うのではなく、「そろそろ買う準備をしよう」というシグナルとして活用するのが正しい活用法になります。

なお、自分でチェックする場合は、自分で引いた「過去の大きな下落ライン」と「今回新しく引いた下落ライン」の長さを比較して判断します。

<2番目の条件の判断するときに使う武器>

『中期波動』の下落ラインが引かれていること

3番目の条件まで一気に解説するつもりでいましたが予想以上にボリュームが多くなりましたので、後編は明日お伝えします。

●「後編」の内容
・3番目の条件のまとめ
・『買っても良い銘柄』とは、探して見つけるものではない

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