トップ株式投資で知っておいた方が良いこと株式投資で知っておいた方が良いこと「第27回 『バリューライン』の復習(総集編 その一)」

株式投資で知っておいた方が良いこと

第27回 『バリューライン』の復習(総集編 その一)

『バリューライン』とは、ある程度の時間が経過して初めて"この辺りのラインが引けそう"ということが分かりますので、途中でトレンドが転換したかどうかの判断ができるのは"トレンドが転換した後になってからではないか?"という人がいます。

つまり"後出しジャンケンではないか?"、という見方です。

このことは「正しい」と言える反面で、「正確ではない」とも言えます。なぜなら、『バリューライン』は同じチャートを見て判断するにしても「見る人のレベル」や「見る人の見方」によって、"この辺りにラインが引けそう"という判断が違ってくるからです。

そこで第21回から第25回まで、さまざまな抵抗ラインと一緒にチェックすることによって、可能な限りトレンドの転換点を判断する精度をアップする方法について解説してきました。

しかしここでもう一度『バリューライン』の原点に戻って、総集編としてトレンドが転換するタイミングを一緒に考えてみたいと思います…が、いつものように今回も長くなりましたので、今日と明日の2回に分けて解説します。

『バリューライン』の実践的な活用法について

A:誰にも分からない将来のシナリオを作るときに活用にする
B:負けないために「アンダーバリューゾーン」のときだけ買う=「オーバーバリューゾーン」では買わない、というルールを作っている
C:自分が許容できる「リスクの度合い」で、判断する『バリューライン』を決める
D: 『波動ライン』と一緒にチェックして、株価の転換点を予測する
E: さまざまな抵抗ラインと一緒にチェックして、株価の転換点を予測する
F: ラインが割れたり抜けた場合は、トレンドが「転換した可能性」を意識する
G: バリューラインの角度でトレンドの強弱を判断する

≪F: ラインが割れたり抜けた場合は、トレンドが「転換した可能性」を意識する≫

日々の変化に対して『どのようなバリューラインを引けば良いか?』、また『どのタイミングで新しいバリューラインを引けば良いか?』は、実際にチャートの変化に即して解説した方が"目で見て覚える"ことができると思いますので、2つのケーススタディを使って紙芝居形式で解説したいと思います。

■ケーススタディ:NYダウ

下記のチャートを「自分だったらこう考えて判断する」と頭でシミュレーションしながら見てください。

『小さなバリューライン』で見たNYダウの事例
『小さなバリューライン』で見たNYダウの事例
『小さなバリューライン』で見たNYダウの事例
『小さなバリューライン』で見たNYダウの事例
『小さなバリューライン』で見たNYダウの事例
『小さなバリューライン』で見たNYダウの事例
『小さなバリューライン』で見たNYダウの事例
『小さなバリューライン』で見たNYダウの事例
『小さなバリューライン』で見たNYダウの事例
『小さなバリューライン』で見たNYダウの事例

このように、『バリューライン』をチェックしながら自分なりの想定シナリオを考えて投資戦略や投資戦術を組んで株式投資を行うのと、まったくシナリオを持たずに株式投資を行うのとでは"精神的なゆとり"が違ってきます。

ただし注意して頂きたいことは、上記の『バリューライン』は『小さなバリューライン』でチェックした場合を参考に説明している、という点です。重要なことは、これまでの『バリューライン』から新たな『バリューライン』が引かれてトレンドが転換したと判断したときに、必ず一度立ち止まって『大きなバリューラインではどうなのか?』というマクロのチェックをすることです。

言い換えますと、シナリオを修正すべきかどうかの判断をするときは、必ず「一度立ち止まって大きな視点=大きなチャート」で全体の傾向をチェックして、「戦略レベルの大きなシナリオの修正が必要なのか、大きなシナリオの修正はしなくてもOKなのか」を判断してから「戦術レベルの小さなシナリオの修正を行う」ということです。

『波動ライン』が『中期波動』をチェックしてから『短期波動』をチェックするのと同様に、『バリューライン』でもまずは『大きなバリューライン』でチェックしてから『小さなバリューライン』でチェックすることが基本、となります。

『大きなバリューライン』で見たNYダウの事例
『大きなバリューライン』で見たNYダウの事例

この『大きなバリューライン』でチェックしますと、NYダウは"フェアバリューラインで揉み合う""フェアバリューラインでの揉み合いが続かなければ、アンダーバリューゾーンにあるいくつかの抵抗ライン近辺まで調整があってもおかしくない"という、大きなシナリオを想定することができると思います。そしてこの大きなシナリオを想定しながら、「日々の動きを小さなシナリオで想定し、軌道修正していく」ということになります。

■ケーススタディ:日経平均

次に日経平均をケーススタディとして検証したいと思いますが、以前の「第22回 上昇率や下落率で株価の転換点を予測する方法(積極投資編)」で解説したチャートについて非常に良い質問を頂きました。

そこでこの場をお借りして説明したいと思います…が、かなりのボリュームとなりましたので、冒頭にお話しましたようにこの続きは明日解説したいと思います。

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