トップ株式投資で知っておいた方が良いこと株式投資で知っておいた方が良いこと「第24回 一般的な抵抗ラインと一緒に株価の転換点を予測する方法(前編)」

株式投資で知っておいた方が良いこと

第24回 一般的な抵抗ラインと一緒に株価の転換点を予測する方法(前編)

これまで解説してきた「株価の転換点」とは、別の言葉で言い換えますと「株価が下がっているときの転換点=下値抵抗ライン」で「株価が上がっているときの転換=上値抵抗ライン」ということになります。

株式投資で利益を上げるためには、「割安な銘柄を探す」「割安なタイミングで買う」「割高なタイミングで売る」しか方法はありませんが、この割安なタイミングを探すための武器が下値抵抗ライン、割高なタイミングを探すための武器が上値抵抗ラインということになります。

今回は『さまざまな抵抗ライン』と『バリューライン』を組み合わせて、相場や株価の転換点を探す方法について解説します。

『バリューライン』の実践的な活用法について

A:誰にも分からない将来のシナリオを作るときに活用にする
B:負けないために「アンダーバリューゾーン」のときだけ買う =「オーバーバリューゾーン」では買わない、というルールを作っている
C:自分が許容できる「リスクの度合い」で、判断する『バリューライン』を決める
D: 『波動ライン』と一緒にチェックして、株価の転換点を予測する
E: さまざまな抵抗ラインと一緒にチェックして、株価の転換点を予測する
F: ラインが割れたり抜けた場合は、トレンドが「転換した可能性」を意識する
G: バリューラインの角度でトレンドの強弱を判断する

≪E: さまざまな抵抗ラインと一緒にチェックして、株価の転換点を予測する≫

まず、抵抗ラインには一体どのような種類の抵抗ラインがあるのかを知らなければ、チェックしようにもチェックできませんので、まずは主な抵抗ラインをざっと挙げてみますと…

◎一般的にもよく使われている抵抗ライン

・一目均衡表
・価格帯別出来高
・移動平均線、もしくは移動平均かい離率
・押し目ライン、もしくは押し目率/戻し目ライン、もしくは戻し目率
・RCIやストキャスティクスなどのさまざまなテクニカル指標

ケンミレでは、上記のうち「移動平均線」「RCIなどの各種テクニカル指標」は無料サイトのチャートでも使うことができます。しかし「一目均衡表」と「価格帯別出来高」は有料会員向けの機能となりますので、実際の株式投資で活用する場合はいつも自分がお使いのチャート画面でご覧ください。

◎ケンミレが独自に開発した抵抗ライン

・波動ライン(※チャートに自分でラインを引いて代用することも可能です)
・KMライン
・ケンミレ抵抗ライン

これらの抵抗ラインはすべて有料会員向けの機能となりますが、無料サイトの中にある「会員用高機能チャート・デモ体験」でそれぞれの抵抗ラインの画面や機能をお試し頂けますので、一度ご覧になってください。

◎たぶん一般的ではないかもしれないが、誰でも使える抵抗ライン

・バリューライン(※呼び名は違うかもしれませんが…)

…というように、たくさんの種類の抵抗ラインがあります。きっと他にも探せばあると思いますが、私はチャート専門書の類を読まないので知りません。なお、それぞれの抵抗ラインについては「株式投資で知っておいた方が良いこと/買い値を決める編(仮称)」で詳しく解説する予定です。

それでは実際に過去に売買した銘柄をケーススタディとして順番に解説します。

(1)『バリューライン』と『一目均衡表』

『一目均衡表』は、数ある抵抗ラインの中でも奥深さは一番深い抵抗ラインです。ただ知識としては「知らない」よりは「知っている」に越したことはないと思いますが、仮に「知っている」としても「使いこなせない」では実戦で何の役にも立ちませんので、私の場合は"一目均衡表の雲"を中心に"バリューラインやその他の抵抗ラインとの重なり具合"をチャートでチェックするようにしています。

■ケーススタディ:住友軽金属

この銘柄は第19回のレポートでも解説しましたが、実際に私が「割安な銘柄」で「割安なタイミング」と判断したのは株価水準が『株価が小さなアンダーバリューまで下落してきた』ことと、『一目均衡表の雲を突き抜けそうだった』からです。

『バリューライン』と『一目均衡表』(1)

実際に株価が転換した=株価が下げ止まったのは、『一番下のアンダーバリューラインと雲の上限が重なったタイミング』でしたが、「雲を突き抜けた」ことによってこれまでの"雲が株価を抑える上値抵抗ライン"から"雲が株価を下支える下値抵抗ライン"に変化し、その後株価が大きく上昇しました。

『バリューライン』と『一目均衡表』(2)

このように、『アンダーバリュー』と『一目均衡表の雲が途切れるタイミング』が重なったときは、株価の転換点になる可能性が高いと考えることができます。

(2)『バリューライン』と『価格帯別出来高』

『価格帯別出来高』は、その株価で売買された出来高を集計したもので、出来高の棒グラフが長いほど「その価格帯で多く売買された」というように見ます。

通常、ケンミレでは「株価水準のチェックは週足」「買い値や売り値の売買タイミングのチェックは日足」と使い分けています。しかし、この『価格帯別出来高』の場合は同じ期間のチャートでも"週足と日足では異なる価格帯に出来高の棒グラフが引かれる"ことがありますので、『価格帯別出来高』は週足だけでなく日足もチェックするようにしています。

■ケーススタディ:日本曹達

この銘柄は第21回のレポートでも解説しましたが、このチャートを見ますと『アンダーバリューのゾーン』で、かつ『価格帯別出来高の棒グラフが長いタイミング』でちょうど株価が底を打って上昇しています。

『バリューライン』と『価格帯別出来高』

つまり、『価格帯別出来高の棒グラフが長いタイミング』の株価水準が"下値抵抗ラインとして機能している"ということになりますが、この棒グラフの長さが長いほど"強い下値抵抗ライン"ということになります。このように『アンダーバリューのゾーン』の中に『棒グラフが長い価格帯別出来高=強い下値抵抗ライン』が見つかったときは、株価の転換点になる可能性が高いと考えることができます。

なお、反対に『オーバーバリューのゾーン』の中に『棒グラフが長い価格帯別出来高』がある場合は"強い上値抵抗ライン"となって、株価が上昇から下落する転換点になることがあります。

今回は(2)『バリューライン』と『価格帯別出来高』の解説で終わりますが、明日は(3)『バリューライン』と『移動平均線』『移動平均乖離(かいり)率』から続きを解説します。

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