トップ株式投資で知っておいた方が良いこと株式投資で知っておいた方が良いこと「第23回 上昇率や下落率で株価の転換点を予測する方法(積極投資編)」

株式投資で知っておいた方が良いこと

第23回 上昇率や下落率で株価の転換点を予測する方法(積極投資編)

前回の「(1)リスク重視編」に対して今回は「(2)積極投資編」となります。言い換えますと、前回は初級編に対して今回は中上級編となりますので、リスクが取れる投資家限定の転換点予測=投資タイミング予測となります。

『バリューライン』の実践的な活用法について

A:誰にも分からない将来のシナリオを作るときに活用にする
B:負けないために「アンダーバリューゾーン」のときだけ買う=「オーバーバリューゾーン」では買わない、というルールを作っている
C:自分が許容できる「リスクの度合い」で、判断する『バリューライン』を決める D: 『波動ライン』と一緒にチェックして、株価の転換点を予測する
E: さまざまな抵抗ラインと一緒にチェックして、株価の転換点を予測する
F: ラインが割れたり抜けた場合は、トレンドが「転換した可能性」を意識する
G: バリューラインの角度でトレンドの強弱を判断する

≪D: 『波動ライン』と一緒にチェックして、株価の転換点を予測する≫

(2)リスクよりも投資効率を重視した場合の転換点の予測

前回のような『大きなアンダーバリュー』『中期波動の下落ラインの下落率』で転換点を予測する方法で"石橋を叩いて渡る"くらいに慎重に投資を行っていきますと、よほどの失敗がない限り、自分で立てた「年間目標利益率を上回るペース」で利益が積み上がることがあります。

予想以上の運用ペースで利益が積み上がりますと、「投資効率=限られた投資資金をいかに有効に活用するか?」を考える余裕も出てきますので、年間の目標利益率を上回った分は「多少のリスクを取っても投資回数を増やしても良い」と考えることができるようになります。

前回のレポートの中で「私自身はリスクを押さえた安全性重視の投資スタイル=できるだけ損切りをしなくても済むような投資スタイルを"基本"としている」と申し上げましたが、あえて"基本"と書いたのは「予想以上の利益が確保できる状況では積極的にリスクを取りにいく投資スタイルで株式投資を行うこともある」からです。

話を戻しますと、リスク重視型では『大きなアンダーバリューゾーン』と『中期波動の下落ラインの下落率』の組み合わせで割安タイミングを判断しますが、投資効率を優先した積極投資型では『小さなアンダーバリューゾーン』と『短期波動の下落ラインの下落率』の組み合わせでも割安タイミングを判断する、ということです。

■ケーススタディ(2):日経平均

『小さなアンダーバリューゾーン』と『(超)短期波動の下落ライン』

この日経平均のチャートを見ますと、株価は「小さなバリューラインの間で動いている」ということと「(超)短期波動の下落率が2.5%〜3.5%くらいで上昇基調に転換している」という一定の規則性が見て取れます。したがって、私が実戦で活用した投資タイミングの判断は次のようになります。

リスクよりも売買チャンスを優先するための転換点の活用法

つまり「予想以上の利益が確保できている」という大前提がある場合は、『アンダーバリューゾーン』で規則的な押し目(=短期下落波動が一定の下落率)があれば"転換点"と見て積極的にリスクを取って投資する、という手法です。

なお、上昇相場の途中で2回ほど買いを見送ったのは、1回目は単純に『アンダーバリューゾーンではなかったから』で、2回目は何度も解説しましたが日経平均が『高値に面合わせたから』と『短期波動の下落ラインが引かれていないから』という、非常に単純だけれども"当たり前"の理由があったからです。

このような投資手法を行う場合、一番の注意点は「中期波動の上昇トレンドはいずれ必ず下落トレンドに転換」する、ということです。しかし中期波動が上昇ラインから下落ラインに転換したことは「後から気付く」ことになりますので、小さな押し目を買い続けると最後は"100%損切りが必要な投資手法"ということになります。

したがって、どこで損切りすれば塩漬け株を作らずに済むか?という損切り方法を知っていることが、リスクよりも売買チャンスを優先する投資手法を行うための前提条件となります。

まとめ

『バリューライン』は単独で活用しても割安タイミングや割高タイミングを判断することができますので、実戦でも十分に活用できますが、『波動ライン』の上昇率や下落率と一緒にチェックすることで「株価が下落する転換点」や「株価が上昇する転換点」をある程度予測することもできます。

もちろん100%ではありませんが、それでも最大のメリットは何かと言いますと"事前に心の準備ができる"ということです。そうしますと、シナリオ通りに相場が動いたときに冷静に対応することができるようになりますので、"何の準備もないまま慌てて失敗する"ということがなくなります。

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