トップ株式投資で知っておいた方が良いこと株式投資で知っておいた方が良いこと「第9回 中期波動で投資タイミングを捉えるときのポイント」

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第9回 中期波動で投資タイミングを捉えるときのポイント

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株式投資の「探す」「買う」「売る」「休む」の中の、「休む」の部分でこれまで8回を費やしてきましたが、その中でも大部分が『波動ライン』の解説に紙面を割いてきました。それくらいに"チャートを波動で見ることは重要"ということになりますので、もう少し波動ラインの解説を続けたいと思います。その後に、同じく「休んでいるときにチェックすること=そろそろ買っても良いタイミングかどうか」を判断するための武器として、『バリューライン』の解説に移る予定です。

(1)波動ラインで投資タイミングを捉えるときの注意点

まずは「負けない投資家になる」ことを最優先で考えて、安全性を重視するならば、短期波動ではなく中期波動で『株価が大きく下がったというタイミング』を判断すれば良いということになります。

ただし、自分で中期波動の下落ラインを引いてみて「今なら株価が大きく下がったので買おう」とか、ケンミレのソフトで「中期波動の下落ラインが表示されたので買おう」ということではありません。つまり中期波動の下落ラインが引かれたというだけで「すぐに買ってはいけない」ということです。なぜなら、中期波動の下落ラインが引かれたとしても、株価がそのまま下げ続ければ『中期波動の下落ラインも引かれ続けることになる』からです。

最後の押し目は100%損切りが必要な短期波動
最後の押し目は100%損切りが必要な短期波動

したがって、「自分で中期波動の下落ラインが引けそうだ」と判断したとき、もしくはケンミレのソフトで「中期波動の下落ラインが表示」されたときとは、『買うタイミング』ではなく『買う準備を始めよう=これから銘柄探しを始めよう』というタイミングとして活用すべきということになります。そうすれば、中期波動で下落しているとき=多くの投資家が「株価が大きく下がっているので買いにくい」と思っているときに、「そろそろ休みを終えて銘柄探しを行おう」と冷静に判断することができるようになると思います。

昔から株式の世界には「犬が西向きゃ尾は東」「人の行く裏道に花道あり」という格言がありますが、ほとんどの投資家は上がっている銘柄を見て「今買わなければ」と思って高値つかみをして失敗しています。しかし「安いときに買って高くなれば売るだけ」という当たり前のことを当たり前に行うためにも、まずは中期波動で株価の大まかな投資タイミングを捉えることから練習してみてください。

(2)まもなく下げ止まりそうな株価水準を判断する方法

中期波動の下落ラインが引かれたら「そろそろ買う準備をしよう」と判断できたとすると、次は「まもなく下げ止まりそうな株価水準はどの辺りになりそうか」をどうやって判断すれば良いかということになります。この問題を解決する方法の一つが、すでに第3回と第4回の「株価が大きく下がったときを判断する方法」でレポートしている下落率と下落日数で判断する方法です。

最後の押し目は100%損切りが必要な短期波動 最後の押し目は100%損切りが必要な短期波動

なお、株価が下げ止まりそうな水準を判断する武器を「(下値)抵抗ライン」といいますが、波動ラインの過去の下落率や下落日数と比較することで『下値抵抗ラインとしてチェックすることもできる』ということです。

そしてこの抵抗ラインには「波動ラインの下落率や下落日数」以外にもさまざまな種類の抵抗ラインがあります。たとえば、皆さんもよく知っている「押し目ライン」や「価格帯別出来高」なども抵抗ラインの一つですし、さらには「RSI」や「ストキャスティクス」などのテクニカル指標も抵抗ラインとして活用することができます。

最後の押し目は100%損切りが必要な短期波動
最後の押し目は100%損切りが必要な短期波動

つまり株価が下げ止まりそうな株価水準=下値抵抗ラインを判断するときのポイントは、波動ラインと何種類かの抵抗ラインを組み合わせて、重なっている株価水準があるかどうかをチェックすることです。なぜなら、一種類の抵抗ラインだけで判断するよりも二種類以上の異なる抵抗ラインが同じ株価水準を下値抵抗ラインと示している方が「強い抵抗ライン」と判断できるからです。

なお、ケンミレでは独自に開発した抵抗ラインとして『ケンミレ抵抗ライン』『KMライン』がありますが、抵抗ラインにフォーカスした活用方法は「探す」「買う」「売る」「休む」の中の、「買う」の部分で具体的に解説したいと思います。

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