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第26回 投資スタイルを決める前に、長期チャートを見てみよう

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2016/09/20 18:20

投資スタイルを決める前に、長期チャートを見てみよう

21日のFOMCで何が発表されるかが注目されていますが、ミクロの視点で見続けていますと大局を忘れてしまいますので、チャートを長期間に引き伸ばして見てみたいと思います。

◆1977年からの月足チャート

⇒拡大http://www.miller.co.jp/img/opin/20160919_shi_01.png

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1977年から1990年のバブル崩壊以前は、長期間でみれば右肩上がりとなっていました。
日経平均チャートを見ますと「長期保有が良いような相場に見えます」が、個別銘柄のチャートを調べてみますと、実際にはこのような右肩上がりを続けるチャートは少なく、「株価は大きく上がれば大きく下がる」を繰り返していました。ただ、市場全体が大きく下がるタイミングは年間1回〜2回程度しかなかったようです。

1990年以降は株式市場の動きがそれまでと異なっていて、長い往来相場になっています。
往来相場の中身を見てみますとITバブルとその崩壊(1999年〜2000年)、小泉政権の構造改革で再び株価が上昇(2003年〜2007年)し、その後サブプライムローンに端を発するリーマンショックによる下落、2012年末からのアベノミクス相場で上昇、その後2015年後半からは下落に転換しています。

このように数年単位の上昇相場、下落相場を繰り返す中でも、やはり年間1〜3回、多いと4回程度は市場が大きく下落調整し、その後は必ずリバウンドする傾向にあります。

★投資スタイルを考える
15年間のチャートで見ますと、往来相場になっていることは分かりました。
そこで、8000円近辺のアンダーバリュー(往来相場の下限)まで株価が下がったら投資すれば、超ローリスクな投資スタイルだと言えますが、買いタイミングは10年に1回くらいしか来ませんから、これでは資金効率が悪すぎて財産構築にはなりません。

しかし、もう少し短い期間で見ますと、長期上昇相場でも、往来相場でも、ほとんどの年では年間2〜3回は市場の大きな下落調整が起こります。

ローリスク・ハイリターン投資とは、この年間2〜3回しか起こらない市場の大きな下落だけを狙って買うという方法です。
少しレベルアップしていけば、「大きく上昇する銘柄」を探せれば利益率は上がりますし、1回のタイミングで「先行・連動・遅行」銘柄に分けて投資できれば3倍の資金効率になります。

まずは、最低目標を年間20%(年間2回×利益率10%)として、年間トータルで勝てる体質になりましょう。