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第7回 「調整」を理解した上で買いタイミングを探す

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2016/08/22 14:15

中上級者向け 【 「調整」を理解した上で買いタイミングを探す 】

株式投資で勝つ確率を高める方法は、株式市場が大きく調整したタイミングで買う努力をすることです。このタイミングをうまく捉えるには、どのような点に注目すればよいかについて、レポートします。

具体的な話に入る前に「調整」の意味を確認しておきましょう


株式投資で勝つためには「調整」は絶対に知っておかなければいけない言葉です。

株価がなぜ上がったり下がったり、横ばったりするかを知る、そうすると自ずと調整の意味が分かってきます。

【調整の種類1 値幅調整】
株価は人気投票と言われます様に「皆が買い始めますと、買わなければ損をする」と投資家は考えますので、先を競って買い始めます。そして株価が上昇していきますと、おや、割高になってきたな、と思った投資家は「買いたくない投資家」になり、買いたい投資家は少し減ります。さらに株価が上がっていきますと、どこかで買いたい投資家がみんな買ってしまった状態になりますので、株価は下落し始めます。株価が下がってきますと、もっと下がる前に売ってしまおうと考える投資家が売ってさらに下落しますが、大きく下がっていく過程で、売りたい投資家はみんな売ってしまいます。そして、売りたい投資家がいなくなりますと「株価の下落が止まる」事になります。これが「下落調整」です。

【調整の種類2 日柄調整】
日柄調整は、下落調整と同じように「売りたい投資家が売っている時」に起こります。違いは、市場に先高観がありますと、小さい割安でも買いが入って、大きな下落をせずに日数だけが経過していきます。これが日柄調整です。

ベストな調整は値幅調整と日柄調整がどちらも起こること(下落率と日数)です。次に良いのは下落調整が大きく日柄調整は短いパターン、最後は日柄調整だけが起こるパターンです。いずれにしても調整とは「売りたい投資家がみんな売ってしまう期間」のことです。そして、売りたい投資家がみんな売ってしまったら、買いたい投資家しか残りませんので再び株式市場は上昇します。


これがチャート上では「波動」となって見えています


上昇波動が長くなっていきますと、買った投資家が多くなっている=将来の売りたい投資家がどんどん溜まっていると言えます。そのため、調整が始まりますと、大きく、長く下落することになります。

つまり、2か月、3か月と上昇が続いた後にさらに買うということは、「すでに」売りたい人がいっぱいいる時に買う行為と言えます。反対に、2〜3か月の下落後は、売りたい投資家がみんな売ってしまった後の絶好の買いタイミングといえます。


大きな波動の調整は、ここに注目!


年間で2〜3回の大きな調整を、グッドイシューでは「中期3回波動」「中期2回波動」の調整と言います。

2016年、これまでに2回あった大きな調整を振り返ってみます。1回目は前年12月1日の高値から2月12日の底値までの調整は42営業日=約2か月でした。4月25日の高値から6月23日の底値まで50営業日=2か月半となっていました。このくらいの感覚が「大きな下落」になります。相場状況にもよりますが、大きな調整は2〜3ケ月以上となります。


中期波動の調整と、短期波動の調整は、どんな特徴があるのか


中期波動の調整の特徴はいくつかあります短期波動の調整と比べると以下の点で異なっています。

短期波動の調整・・・利食い売りが終われば、再び上昇しますので5日から2〜3週間の上昇と1〜4週間の調整となります。

中期波動の調整・・・長い上昇の後、一旦休みがほしいという時の調整です。そのため調整が長くなり、軟調な期間が長くなっている間に投資家が自信を失ってしまって、新規の買い材料が出ないと上昇しない傾向があります。

中期波動で調整中の株式市場が上昇に転じるためには「新しい好材料」が出るか、それとも「既存の悪材料」が消えるかのどちらかが起こります。そして、その後の上昇は通常で2〜3ケ月、材料が大きいときには5〜6ケ月上昇する可能性があります。

【結論】
必ずマスターしたい買いタイミングは、年間2〜3回程度の中期の調整タイミング(期間としては2〜3か月以上を目安に)です。
中級者が短期波動を売買タイミングにする場合にもリスクをコントロールすることができます。大きな調整後、上昇に転じた場合、底値で買ったものは最初の短期的な上昇で一度売り、これで資金は1回転します。そして利食った資金で、次の短期調整で2回目の買いをして、そこからの上昇で利食ったら3回目以降の上昇は買わないなどのルールを決めて行いましょう。

繰り返しになりますが、「上昇が続けば続くほど、売りたい投資家が増えていく」ことになり、反対に調整とは「売りたい投資家がみんな売ってしまう期間」のことです。

現在の株式市場は1か月半の上昇しており、売りたい投資家が沢山残っている時期ですから、本格的な調整が起これば調整は大きくなると言えます。