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第27回 「孫子の兵法」から学ぶ

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2016/09/08 10:08

★「孫子の兵法」から学ぶ

孫子の兵法


歴史好きでなくても、中国の兵法書である「孫子の兵法」というフレーズを一度は聞いたことがある方も多いと思います。

孫子の兵法は、日本でも人気の三国志の時代よりもさらに昔の中国古代・春秋時代に活躍した孫武によって書かれた兵法書と言われており、戦争の記録を分析・研究し勝利を得るための指針を理論化したものとされています。

この「孫子の兵法」は2500年以上に渡って高い評価を得ており、有名なところでは、三国志に出てくる曹操やナポレオン、武田信玄(風林火山も孫子の兵法から引用したものだそうです)、現代においてもマイクロソフト社の創業者であるビル・ゲイツ氏やソフトバンクの孫正義氏なども重用していたそうです。

この「孫子の兵法」の中に、「四路五動」という言葉があります。

「四路五動」とは、路は四つであるのに、動きは五つあると言う意味です。

路は四方向、前進、後退、左に進む、右に進む、という四つの動きだけでなく、その場にとどまるという、敢えて動かない動作もあり、これが、四路五動の五つ目の「動」です。

戦で焦っては兵を失い、無理をすれば全滅してしまいます。そのため戦略家は、まず勝てる環境が整うまで待って、戦うことを選びます。反対に言うと、勝てる環境にならなければ下手に動かないということです。

人生にもビジネスにも通じる深い教訓だと思いますが、株式投資においても同じことが言えます。

株式投資に「四路五動」を当てはめてみると、


一、買いタイミングが近づいて来たら、情報を集め、下がったチャンスで怖がらずに買うための心の準備を始める(戦が始まる前に、馬や武器や食料を揃え士気を高める)

二、いよいよとなったら、買いたい銘柄を絞り込んで買い値を決める(兵の配置や作戦の決定)

三、買う(戦闘開始)

四、売る(戦闘終了)

そしてもっとも重要なのが、株式市場の動きがよく分からない時や、勝つ確率が高い状況になるまでは、

五、待つ(動かない、情報収集)

となります。

そして、この「待つ」ことは、個人投資家だからこそ使える最強の武器です。

株式投資を仕事にしているプロの投資家、例えば、年金資金や法人資金など巨額の資金を運用する機関投資家やファンド・マネージャー、ディーラーなどは、毎日、毎週、毎月、という短い期限の中で利益を出さなければいけません。月に1回も売買しなければクビになってしまいます。だからこそ、勝つ可能性が高い環境でなくても投資せざるを得ないのです。

ですが個人投資家なら、自分の「買いたい!」という気持ちをコントロールすることができれば、勝てる確率が高い環境になった時にだけ投資すればいいのです。

「ローリスク・ハイリターン投資」では


直近で株式市場は上昇していますが、9月20〜21日には米国でFOMC(連邦公開市場委員会)と呼ばれ、米国の金融政策の方向性を決めるのに重要な役割を果たす機関の会合があります。

そしてこの会合後に米国で利上げをするか、しないかを発表することが予定されており、結果次第で株式市場は大きく上昇するかもしれませんし、大きく下落するかもしれません。

つまり、どちらに動くかわからない状況ということです。

そして「ローリスク・ハイリターン投資」では「四路五動」の五つめの動き「わからなかったら動かずに、勝つ確率が高い状況になるまで待つ」が鉄則となります。
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