トップローリスク・ハイリターン投資 超入門編〜はじめての方向け〜(投資ブログ)

第26回 「調整」には2種類ある

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2016/09/07 10:34

★「調整」には2種類ある

株式市場は上昇すれば必ず下落しますが、下落することを「調整」ということがあります。株式市況やレポートを見ていても、「調整完了」「日柄が足りない」といった言葉を目にすることがあると思います。

株式投資を始めたばかりの方は「調整」という言葉にはなじみがないかもしれませんが、株式投資では一般的に使う言葉ですし、「ローリスク・ハイリターン投資」においても重要なキーワードなので、今回はどのようにして株価が上がったり、下がったりするのかと合わせて「調整」についてご説明します。

2種類の「調整」


【調整の種類1 値幅調整】
株価が上昇を始めると「自分も買わなければ損をする」と多くの投資家が考えますので、先を競って買い始めます。そしてある程度株価が上昇すると、「割高になってきたな」と思いはじめた投資家が「買いたくない投資家」になり、買いたい投資家が少し減ります。さらに株価が上昇すると、買いたいと思っていた投資家がみんな買ってしまった状態になります。そうすると買いたい投資家がいないので、当然株価は下落し始めます。そして株価が下がり始めると、もっと下がる前に売ってしまおうと考える投資家が売ることで、さらに株価は下落し、それを見た投資家がさらに売ることで株価は大きく下がります。そして、売りたい投資家がいなくなりますと「株価の下落が止まる」事になります。これを「値幅調整」といいます。

【調整の種類2 日柄調整】
日柄調整は、値幅調整と同じように「売りたい投資家が売っている時」に起こります。違いは、市場に先高観がある(=株式市場がこの先も上がると考えている人が多い)と、少し下がると買いが入って元の株価まで戻り、また少し下がると買いが入って元の株価に戻る、といった動きを繰り返し、大きな下落をせずに日数だけが経過していきます。これを「日柄調整」といいます。

どんな調整が望ましいか


重要な事は「売りたい投資家が売り終わること」です。そのため、「値幅調整」も「日柄調整」も、どちらも「売りたい投資家がいなくなる」という意味では同じ事になります。ただし、この調整にも望ましい順位があります。

<ベストな調整> 「値幅調整」と「日柄調整」がどちらも起こるパターン
つまり「大きく下落したうえに、下落期間も長い」ことです。

<2番目に良い調整> 「値幅調整」が大きく日柄調整は短いパターン

値幅調整の場合にはすでに株価は大きく下落しているので、そこからさらに大きく下落する確率は少なく、「上昇のスタート時期が遅れる」だけで済むからです

<3番目に良い調整> 「日柄調整」だけが起こるパターン

日柄調整だけの場合には何かの切っ掛けで株式市場が下がったときに「高値のまま下がっていなかった銘柄が大きく下落する可能性があるからです

いずれにしても売りたい投資家がみんな売ってしまったら、買いたい投資家しか残りませんので、調整のあとは再び株式市場は上昇します。

「ローリスク・ハイリターン投資」では


8月29日から上昇を続けてきた日経平均株価ですが、本日はいったん調整しそうな状況です。この先も上昇が続くと予想している方は「お!上昇に乗り損ねて買えてなかったけど、下がってきたから買うチャンスが来た」と思っている方もいると思います。

そして「もっと上がりそうだから買いたい」と思っている投資家が全員買ってしまうと、今度は買いたい投資家がいなくなり、売りたい投資家が売る「調整」が始まりまることになります。

もちろんこの後も上昇を続ける可能性もありますが、「上がりそうだから買う」という予想に基づいた投資ではいつか必ず失敗してしまいます。

財産構築のための株式投資、つまり「ローリスク・ハイリターン投資」をするのであれば、今のように上がるのか、下がるのかわからない環境では投資をせず、年間に2~3回ある「リスクが低く、どんな銘柄を買っても儲かる可能性が高い相場」になるのを待つのが鉄則です。
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