トップ中上級者向け 実践入門(投資ブログ)

中上級者向け 実践入門(投資ブログ)

≫バックナンバーを見る

2016/09/26 12:48

10 pt すごくいいねいいね

投資ソフトを「使うこと」で投資成果が変わる

◆投資ソフトは難しそう?
1999年10月に株式委託手数料が完全自由化になったことをうけて、多くの証券会社で「インターネット上で売買」ができるようになりました。そして、インターネットの発達により、現在では様々なデータや情報、また「チャートやランキングなどの投資ソフト」が簡単に手に入る時代になりましたが、逆に情報が氾濫しすぎて、自分で正解を探しにいかなければいけない時代になってしまいました。

最終的に、理想の株式投資ライフを送るには大変な労力を必要とします。なぜなら「チャートやランキングなどの投資ソフト」は見た瞬間難しくて、よく分からないイメージだからです。

ソフトを使えば、難しい計算を瞬時に行ってくれるので、時間短縮ができることは、多くの個人投資家が知っています。しかし、実際はそのソフトを理解することが難しく、無料で使えるソフトがあったとしても、いずれ時間があるときにでも試してみようと考えているうちに、使わずに終わってしまう事が沢山あります。

◆勝つ確率を上げるために、投資ソフトを使おう
投資ソフトにもいろいろなものがありますが、大きく分けると簡単なソフトと難しいソフトに分かれます。

もちろん、簡単に使えるソフトの方がいいに決まっていますが、問題は「勝つ確率を上げること」と「できるだけ簡単に使えること」のバランスです。分析して選択する項目が少ないソフトであれば簡単に操作できますが、抽出した銘柄にダメな銘柄も多く入ることになりますから、簡単だけれども投資で負ける確率は高くなります。

また、投資ソフトには目も耳も頭脳もありませんから、指示したことだけはしますが、人間のような融通性はありません。人間なら「下降相場になれば、上がる銘柄よりも下がる銘柄の方が多くなるのでいつもより警戒しなければならない」「リスクが高いから投資方法を変えよう」などと考えますが、ソフトは条件の通りに動きます。

つまり、投資ソフトは完璧なものではなく「先に、人間がこういう分析がしたいという目的」があり、それを時間短縮するために「一部分を投資ソフトに計算させる」という意識で使わなければなりません。そして、出てきたデータに対して最終的な分析や決断は、やはり人間が行うものです。

投資ソフトの効果を最大に引き出すためには、
「ソフトを知ろうとするのではなく、自分がやりたい事を実現できるソフト」を探しにいくことだと思います。

★ローリスク・ハイリターン投資で必要な「やりたい分析」は3つ

・株式市場全体が大きく下がって、そろそろ相場が上昇に転換しそうかどうかを調べたい
・大きく上昇する可能性の高い銘柄かどうかを調べたい
・買ったらすぐに上昇する銘柄(下げ止まり)かどうかを調べたい

この3つの視点について、それぞれ具体的に「どういう事ができればいいか」が分れば、あとはそれが可能な「チャートやランキングなどの投資ソフト」を探せば良いだけだと言えます。

そこで、これから6回シリーズで、実際にどんな事ができればよいかをレポートしていきます。


2016/09/23 13:37

43 pt すごくいいねいいね

往来相場の投資戦略

水曜日の日銀会合、そしてFOMCで利上げ見送りという2つのイベントがありましたが、日経平均の反応をみると1日反応しただけのようです。2016年に入ってからは、日経平均は相変わらず往来相場の中で動いています。

今、買い場を待っていて、何もすることがなくてつまらないという方のために「横這い相場の投資戦略」について、改めて整理してみたいと思います。

◆往来相場の前提

往来相場とは、一定のレンジの中で株価の上昇下落が繰り返される相場です。
相場全体の大きな上昇相場や下降相場は、金融政策、経済政策、経済環境や産業、為替、地政学問題の発生や消滅が材料となっていますから、分かりやすい相場と言えます。これに比べると往来相場の中にいる時には、ここから上がるか下がるかが分かりにくい相場だと思います。なぜなら「大きな材料がないから、上昇相場にもならないし、下落相場にもならない」からです。

しかし、往来相場は当然ですが「一定の法則 = 特徴」があります。

◆往来相場の特徴

往来相場の特徴を挙げますと、
1.上値と下値がほぼ限定されている相場

2.今後、大きく上昇する相場になるのか、大きく下落する相場になるのかが分からない相場。

3.いつかは一定の価格帯を抜ける相場

上値抵抗ラインを抜ければ上昇トレンドへの転換となり、下値抵抗ラインを抜ければ下降トレンドへの転換となります。いつ、往来を抜けるかというとそれは「材料が出た時」です。
良い材料が出れば均衡が破れて上値抵抗ラインを突破して上昇することになり、悪い材料が出れば下値抵抗ラインを突破して下落します。

反対に、大きな材料が出ない限りは、往来相場が続くということです。

★一昨日の日銀発表による株価の上昇が限定的な理由
日銀は、21日まで開いた金融政策決定会合で、物価を2%上昇させるという目標が達成できていない現状をふまえて「長期戦に持ち込み」することを決定しました。

つまり、一昨日の相場の上昇は「今までの政策から大きく変わらない」理由で、目先の材料によって短期的に反応して上昇しました。

別の見方をしますと、往来相場が大きく変わるような材料は出ていません。

【結論】 往来相場の上限までは+6.4%、下限までは−11.2%という中途半端な場所では、無駄な手出しをせずに「ローリスク・ハイリターン」になるタイミングまで「待つ」という投資戦略を取るべきだと言えます。

拡大⇒http://www.miller.co.jp/img/opin/20160923_shi_01.png


2016/09/20 18:20

19 pt すごくいいねいいね

投資スタイルを決める前に、長期チャートを見てみよう

21日のFOMCで何が発表されるかが注目されていますが、ミクロの視点で見続けていますと大局を忘れてしまいますので、チャートを長期間に引き伸ばして見てみたいと思います。

◆1977年からの月足チャート

⇒拡大http://www.miller.co.jp/img/opin/20160919_shi_01.png


1977年から1990年のバブル崩壊以前は、長期間でみれば右肩上がりとなっていました。
日経平均チャートを見ますと「長期保有が良いような相場に見えます」が、個別銘柄のチャートを調べてみますと、実際にはこのような右肩上がりを続けるチャートは少なく、「株価は大きく上がれば大きく下がる」を繰り返していました。ただ、市場全体が大きく下がるタイミングは年間1回〜2回程度しかなかったようです。

1990年以降は株式市場の動きがそれまでと異なっていて、長い往来相場になっています。
往来相場の中身を見てみますとITバブルとその崩壊(1999年〜2000年)、小泉政権の構造改革で再び株価が上昇(2003年〜2007年)し、その後サブプライムローンに端を発するリーマンショックによる下落、2012年末からのアベノミクス相場で上昇、その後2015年後半からは下落に転換しています。

このように数年単位の上昇相場、下落相場を繰り返す中でも、やはり年間1〜3回、多いと4回程度は市場が大きく下落調整し、その後は必ずリバウンドする傾向にあります。

★投資スタイルを考える
15年間のチャートで見ますと、往来相場になっていることは分かりました。
そこで、8000円近辺のアンダーバリュー(往来相場の下限)まで株価が下がったら投資すれば、超ローリスクな投資スタイルだと言えますが、買いタイミングは10年に1回くらいしか来ませんから、これでは資金効率が悪すぎて財産構築にはなりません。

しかし、もう少し短い期間で見ますと、長期上昇相場でも、往来相場でも、ほとんどの年では年間2〜3回は市場の大きな下落調整が起こります。

ローリスク・ハイリターン投資とは、この年間2〜3回しか起こらない市場の大きな下落だけを狙って買うという方法です。
少しレベルアップしていけば、「大きく上昇する銘柄」を探せれば利益率は上がりますし、1回のタイミングで「先行・連動・遅行」銘柄に分けて投資できれば3倍の資金効率になります。

まずは、最低目標を年間20%(年間2回×利益率10%)として、年間トータルで勝てる体質になりましょう。


2016/09/16 13:23

42 pt すごくいいねいいね

買った株はいつ売るのが正解か

◆欲がなければ儲からないが、欲ばかりでも儲からない。では、どうすれば・・・

株式投資の初心者は「買った株が上がると、証券口座の評価損益欄を見て、ホクホク顔で、あともうちょっと上がるまで売るのを待とう」とつい欲張ってしまうことがあります。

そして、また株価が上昇すれば「まだもう少し待っても上がりそう」と思って待ち、反対に株価が下がっても「また、上がるまで売るのを待とう」と思って、やはり待ち続けます。いずれにしても待ち続けてしまうので、せっかく株価がうまく上昇しても、終わってみれば、思ったほど利益を上げることができなかった――このような経験は、誰もが一度はしているのではないでしょうか。

この失敗に対して、相場の格言では「頭としっぽはくれてやれ」とか、単純に「欲をかきすぎるな」などと言いますが、精神論だけではこの間違った行動パターンを断ち切ることはできません。

売りタイミングは、買いタイミングと同様に「根拠ある戦略を立てて、その戦略を忠実に実行する」ことです。

★根拠ある売値を決めよう
売りタイミングを計る方法は色々とあり、チャートを見て上げどまりのサインが出たら売るとか、節目を見て売るとか、もっと単純に目標利益率を設定してそこで売るという方法があります。

この中で「年間トータルで勝って、着実に財産構築をしていく」という目的で投資をする場合は「目標利益率を設定して売る」というのが売り方の基本戦略になります。チャートのサインなどで売り方を決めると、結果は相場次第という博打投資になります。

★目標利益率設定のコツ1
目標利益率を設定する時の基本は、その銘柄の持つ「上昇力」です。上昇力とは、業績好転などのニュースによって上がるという意味ではありません。「業績に大きな変化がない」状態で、投資家心理によって買われ過ぎたり売られ過ぎたりしますので、その上げ下げの振幅を調べるという意味です。(適正価格=フェアバリューに対する、上げ過ぎ=オーバーバリュー、下げ過ぎ=アンダーバリューということです。)具体的には、数週間〜2か月程度の上昇をいくつかピックアップし、その安値と高値を調べて何%の上昇があったかを計算します。

例えば、直近で30%程度の上昇を記録している銘柄があったとします。このような銘柄に対して、欲を出して50%や80%の上昇を期待しても無謀なだけです。また、ギリギリの30%に設定しても、30%まで上昇しなかった場合のことを考えるとリスクが高くなります。しかし、この場合10%の利益で売ってしまってはもったいないということで、25%程度をプラスした価格を売値として算出するわけです。

▽図解
業績発表日(ピンクマーク)に関係なく、上昇幅が大きい銘柄の例です。
チャートに線を引いて上昇率を見ると、毎回25%以上は上昇している実績があります。
そのため、この銘柄は「底値から25%以上の目標利益率では無謀」であり、反対に「底値から10%の目標利益率ではもったいない」ので、底値から15%〜20%を目標利益率にしよう、と考えます。
http://www.miller.co.jp/img/opin/20160915_shi_01.png

★目標利益率の設定のコツ2
目標利益率は、自分が買ってからの上昇率ではなく、買った後の「底値からの上昇率」で計算します。その理由は、市場参加者は他人の買値は気にしていないからです(当たり前ですが)。確実に売るためには、自分の買値に固執せず、底値からの上昇率=客観的な上昇率に合わせることが合理的だと言えます。

株を買った後の行動に言い換えますと、買った後に株価が下がったら売値を見直すということになります。このひと手間をするかしないかが、確実に利益確定できるかの明暗を分けます。

そして、売ってから上がったら、あれ、早く売り過ぎたかな、次はもっと上昇率を取った方がいいのかなと考えるのは間違いです。売ってから上がったということは「買いたい投資家がいるうちに売れた」ので、売り方としては大成功です。根拠ある投資戦略をたて、その通りに実行し続けることで年間トータルで勝つことができます。

【まとめ】
過去の上昇率を調べ、無謀でない目標利益率を設定し、売値を決めよう。
儲かっている時にチェックするのは、証券口座の評価益ではなく「底値からの上昇率」。
このひと手間をするかしないかで、利益確定の明暗が分かれます。


2016/09/15 10:45

28 pt すごくいいねいいね

【割安株の探し方3】信頼できる下げ止まりポイントを見つける

◆利益を最大限に引き出すには

「安く買って高く売る」という株式投資の原則にしたがって、価格の底値さえ分かれば、確実に儲けることができるはずです。

しかし株価が大きく下がっている時には、いざ買おうと思っていても「株価がもっと下がるのではないか」と不安になってしまいます。そして、結局買わないうちに株価が上昇に転じてしまい、タイミングを逃してしまいがちです。

そこで、根拠のある下げ止まりのポイントさえわかれば、その価格帯で待ち伏せして安心して購入することができますし、利益を最大限に引き出すことが可能となるわけです。

そのためには、株価の動きに対する「根拠」を知ることが大切です。
下げ止まりを予測する要素はいくつかありますが、その中でも重要なものが「何度も止まった価格」と「押し目」と「価格帯別出来高」と言えるでしょう。

◆根拠1:抵抗ライン(何度も止まった価格、印象的な高値、安値)



例) 427円で2回、株価が大きく上昇して上げ止まり、
その後抵抗ラインとして機能しています。

抵抗ラインとは、下がってきた株価がいったん下げ止まる可能性の高い価格帯のことです。抵抗ラインができる価格帯にはいくつかの特徴があります。

まず1つ目は「過去に株価が下げ止まっている価格帯」です。チャートを見ていますと、ある価格帯に来るといつも株価が下落から上昇に転換するという価格があります。この価格は、多くの投資家が「また同じように転換するのではないか」と思って買われるので、実際に下落から上昇に転換しやすくなります。

同じように「過去に株価が上げ止まっている価格帯」「株価がもみ合った価格帯」も、多くの投資家が目安とする価格のため、買い注文が多くなって上昇に転換しやすい価格となります。


◆根拠2:全値押し




例)上昇相場の銘柄でも、全値押し後に大きく上昇する

「押し目率」を使っている投資家は多いと思います。そして、上昇トレンドでは「下げるときよりも上がるときのほうが大きい」ので、押し目率は「1/3押し」を目安にしている投資家も多いと思います。

しかし、実際の株価の動きを検証したところ、上昇トレンドの銘柄でも、年間で2〜4回の「全値押し」と、大きな上昇による水準訂正をしながら、全体的には上昇トレンドを形成するという動きが分りました。

つまり、「押し目を使った買いたい価格探し」としては「数か月単位の上昇に対する全値押し」が最も強い押し目率ということです。


◆根拠3:価格帯別出来高が非常に多い価格帯




例)線を引いた3つの価格帯は、買って儲かっていた投資家がたくさんいる(=出来高が非常に多い)ので、また買いたいと思う投資家が多い価格のため、上昇に転換しやすい。

価格帯別出来高とは、その価格で売買した株数を表しています。
株価が下がってきたときに、価格帯別出来高が多い株価に近づくと、株価の下落が止まる傾向があります。

これは「前回この価格帯で買ってうまく利益を出すことができたので、そこまで下がったらまた買ってみよう」と思っている投資家が多い(価格帯別出来高が多い)からです。

◆まとめ
紹介した3つの下げ止まりポイント・・・抵抗ライン、全値押し、価格帯別出来高・・・が一致する価格があれば、最も下げ止まりの可能性が高くなるといえます。

★もうひと頑張り
下げ止まりそうな価格帯ぴったりで買おうとすると「同じことを考えている投資家」がいますので、買えずに上昇してしまうリスクがあります。
そのため「抵抗ラインのちょっとだけ上」で指値をすると買いやすくなります。


2016/09/14 12:46

23 pt すごくいいねいいね

【割安株の探し方2】絶妙な買いタイミングとは?

投資経験を積んできた投資家は、チャートを見て「割安」なタイミングを探して投資をしようと考えます。けれども、ただチャートを見ればいい、というものでもありません。チャートの意味を正しく理解し、的確な分析を行うスキルを身に付けることが必要です。
間違ったチャートの見方をすると、たとえばこんな失敗をしてしまうことがあります。

◆割安の判断は、チャートを中長期で表示してみよう

ある投資家はチャートを見て、その株を買おうと決めました。上昇後に大きく値を下げていたので「そろそろ下げ止まり、上昇に転じるのではないか」と判断したのです。

ところが、株は上昇するどころか、さらに大きく値を下げ、大きな損失を出してしまいました。なぜ失敗したのでしょうか。

原因を追究してみると、この投資家の失敗の原因は、短期の値動きを見るための3か月間のチャートしかチェックしていなかった点にあります。

株価は長い上昇と下落、つまり長期的な波動の中に、短期的な上下の波動を繰り返しています。ということは、短期間でみると大きく下がった株であっても、中長期のスパンでみると、下降中である場合もあるのです。

◆具体例で解説

例えば下記の銘柄の3か月間の値動きが1400円から1700円なので1400円近辺に近付いていると「底値近辺だな」と判断することができます。




しかし、中長期的に見ると、実は1年の間に600円から1700円まで上がった銘柄でした。そのため、また600円付近にまで下がってしまう可能性もある「下落リスクの高い銘柄」だったのです。



★このような失敗をしないために、株を見る時は、まず「チャートの期間を、少なくとも半年から1年間」にして動きを見るべきです。

そして、中長期、短期ともに上昇に転じる間際の銘柄こそ、絶好の買いチャンスの銘柄であると言えます。

【割安株の探し方1】【割安株の探し方2】をまとめますと、買いたい銘柄を選ぶ時には、
1、最初にすることは、上昇する能力がある銘柄をピックアップする
 (◯か月間上昇率ランキングなどを使えば、自分でピックアップする必要はナシ)

2、その中から、下落リスクの低い銘柄・タイミングに絞り込む
 (大きく下落したかどうかは、短い期間のチャートで見ない。チャートの期間を長くして確認する)

1と2両方に合致する銘柄ばかりで、選び放題というタイミングは、年に2〜3回だけです。
これがローリスク・ハイリターン投資のタイミングになります。


2016/09/13 2回目 20:00

48 pt すごくいいねいいね

★「何かがおかしい」今の株式市場

最近の株式市場の様子は「日銀がETF買いをする・しない」「米国の利上げを9月にする・しない」だけで、要人発言をきっかけに、意思なく動いているように見えます。

目先の動きに注目しすぎると、大局が見えなくなりますので、週足にして長期チャートを見てみますと・・・

・NYダウは2014年末から18000ドルを挟んだ横這い相場が継続
・英国は2013年から横ばい相場
・ドイツ・フランスも2014年から横ばい相場
・中国はトンガリ帽子相場を作っていますので、ひと相場終わった状態

世界の株式市場を見渡してみますと「何かが起こる」前のエネルギーがない市場に見えます。


★日本の株式市場も、エネルギーがない市場に

日経平均も2013年半ばからは15000円から20000円の横ばい相場になっていますが、これは金融のモラルハザードが招いた結果かもしれません。

つまり、自然な流れを中央銀行と政治が歪めた結果、よく分からない相場になっているのかもしれません。

先週の円高による急落も、昨晩の金融緩和を続けるという発言による米国株式市場の上昇と、それによる日経先物の上昇、更に日本市場では上昇が続かないなど、誰かの発言に一喜一憂し、株式市場も右往左往しています。

そして、このような先の見えない相場になることで、投資家が株式市場に魅力を感じなくなっているというのが現状です。


★金融のモラルハザードは、いつか正される

現在の株式市場は異常であり、いつかはこの異常が正されることになると思われます。

それがいつかは分かりませんが、それが起こった時には「日銀も政治も対応不可」になって、株式市場が暴落する事になると思います。

暴落する材料が分かりませんので、いつ暴落するかは分かりません。

暴落は、いつ起こるか分からない材料が突然出てくるので起こります。
ですから英国のEU離脱問題や、米利上げ問題、円高といった予め分かっている不安要素では暴落は起こりません。

予知できませんが、株式市場が「エネルギー無くふらふらしている」というのは異常事態であり「おかしい」。そして、その元凶である、人為的操作(金融緩和)のツケが回ってこないはずがないという感じです。


2016/09/13 1回目 12:15

25 pt すごくいいねいいね

【割安株の探し方1】上昇力のある銘柄のこと

銘柄選びには2つの要素がありますので、意識して銘柄選びをすると利益を出しやすくなると思います。今日は1つめのポイント「上昇力」です。

◆勝つための銘柄選びは、上昇力のある銘柄のピックアップから

日本の上場企業4000銘柄の中から、何を基準として銘柄を選ぶのか。これは大変重要な問題です。バブル景気のころの個人投資家と比べますと、博打的な投資家は少なくなって「株は、安い時に買って高く売る=割安株投資」と考える個人投資家がとても増えてきています。しかし「割安とは、ただ下がっていればよい訳ではない」ので、今日はその点を重点的に説明します。

投資家にとって良い株とは、上昇するだけの材料がある=大きく上昇する可能性が高いとか、チャートの形がよい=買いタイミング、売タイミングが決めやすいとか、業績が良いなどありますが、「上昇力がなければ儲からないので、検討対象にならない」といえます。そのため、銘柄選びの手順としてはまずは「上昇力」の視点で銘柄をピックアップすべきです。

★上昇力のある、割安銘柄とは?

株価が下がっている時に、それが「その後上昇する割安株なのか、上昇しない割安株なのか」をどのように見分ければよいか。株価が下落する時の理由によって分けられます。

@企業の業績が悪くなった時=悪い割安です。

企業が業績を上げ、投資家の信用を十分に得ることができるようになるまで、買いたい投資家は少なくなりますので株価が大きく上がらなくなります。つまり「買っても儲からない割安」です。

A大きく上昇した後、利益確定の売り物が出て株価が再び下がってきた時=良い割安です

株価が大きく上昇すると、投資家にどんどんと人気が出て、株価が上昇しますが、そのうちに買っていた投資家たちが「そろそろ高値だ、ここらで利益を確定しておこう」と売り始めます。これが「利益確定による調整」です。売る人が多くなり、株価が下がり始めて、今度は逆に売りの勢いがついて、株価の本来の価値以上に下落します。(これをアンダーバリューと言います)。

B株式市場が大きく下落した時に、個別の理由はないものの一緒に下がっている時
=最も良い割安です

業績がよく株価が右肩上がりの銘柄をイメージしてください。このような銘柄は「上昇力が高い」銘柄です。上昇力が高いので、買いたい投資家が沢山います。そのため、通常の相場環境ではAのように利益確定がでてもすぐに買い物が入りますので、なかなか大きく下がりません。しかし株式市場全体が大きく下がりますと「人気の株も一緒に売られます」ので、この時がねらい目になります。

ちなみに、年間2〜3回しかない市場全体のタイミングで「ハイリターン」になる理由の1つがこれです。つまり「上昇力」の高い銘柄も割安になるタイミングで買うから「ローリスク・ハイリターン投資」なのです。

★昨日の株式市場は下落。今後、大幅調整に入るか?
株式市場は6月の底値からすでに15%以上大きく上昇しましたので、次は大きく下がる順番になります。
市場全体が大きく下がれば、ローリスク・ハイリターン投資のタイミングがやってきます。

今から少しずつ銘柄準備を始めたい方は、直近3か月間の上昇率が高い銘柄など「上昇力の高い銘柄」をまずはピックアップし、そこからさらに銘柄を絞り込んでいきます。


2016/09/09 15:08

28 pt すごくいいねいいね

【持ち株をいつ売るか】

◆意外と強い株式市場?
今週の株式市場は、日経平均が下落に転じている一方で、個別株を見るとまだまだ上昇している株が多数みられます。

株を持っていない投資家にとっては、つい、上昇に飛び乗って買いたくなりますが、ここをグッとガマンするのがローリスク・ハイリターン投資になります。

株を持っている投資家は「売り時を探している」と思います。
上がっている株はいつ利益確定をするか、買値を下回っている株は戻るまで待とうか、下がっている株はいっそ売ってしまって損を確定させようか・・・と考えているのではないでしょうか。

今日は利益が出ている銘柄を例に「売る時に失敗しない」ためには何に注意したらよいかをレポートします。

★売り方で失敗しやすいパターン

大前提として、株で儲かるためには「安く買って高く売る」こと。当たり前ですが、プロも個人も機関投資家も、すべてがこの原則にしたがって投資をしています。

誰もが分っていることなのに、なぜか「売る時に失敗して、負ける」ことがあります。多くの場合、その理由は「投資家の欲望」です。

株価が上昇している時に証券会社の画面で評価額を見ますと「もっと高値がつくはず。そこで売ればより多くの利益が稼げるはず」と、根拠のない欲望を持ちます。この欲望が強いと売るタイミングを逃してしまいます。

そうして株価の上昇が止まるまで持ち続け、株価が下がると「そろそろ売ろうと思う」のですが「もう一度高値までいったら売ろうかな」という、やはり根拠のない欲望で売らず、そう思っているうちに最悪の場合、株価が下がり続けて売るに売れない「塩漬け株」になってしまうこともあります。

これが「売り方に失敗」しやすいパターンです。


★勝つ売り方のポイント

それでは、勝つ売り方とはどんなものでしょうか。ポイントは次の2点です。

1、買う時点で目標利益率を決定する
2、目標利益率を達成したら迷わず売る

実際、株式投資では「最高値で売ることはまずできません」ので、売った後は必ず「もうちょっと高く売れるはずだったのに」と思うことになります。
3、さらに株価が上昇しても気にしない

ここで特に重要なのは3の項目です。売却後に株価が上昇すると、つい「もう少し我慢すればもっと利益を稼げたのに」と考えがちです。そして、次の投資では株価が目標利益率を超えても、売りたくなくなり実際には売らずにいてしてしまい、負けパターンへとはまってしまいます。

しかし、自分が売った後に株価が上昇しないということはてっぺんの最高値で売るということで「運が良ければ売れるかもしれない」というレベルのものです。つまり、そういう場合はもっと高い値段でも買いたいという人がいないわけですから、確実に売ることができません。ですから、自分が売った後に株価が上昇した時には「大成功!」と思っていいのです。

★持ち株が上がっている時に見るのは、証券会社の評価額ではなく「上昇率」

持ち株が上昇している時に、証券会社の評価額をみていますと、つい「もっと儲けたい」と思ってしまいます。
しかし、冷静に売るためには目標利益率を設定して、達成したら迷わず売りましょう。

目標利益率は「その銘柄が持っている上昇能力」に合わせて決めることで、無理なく売れる価格を決定することができます。

銘柄の持っている能力とは「過去の毎回の上昇率」を調べることから始めると良いと思います。

★余談ですが★
東証一部の銘柄全体で「何%上昇したら売った方がよいか」を見てみますと、もっとも大きく儲けやすいローリスクハイリターン投資のタイミング(市場の大きな下落)で買った場合、9割以上の銘柄が10%以上の利益率を達成できます。一方で20%の利益率を達成できるのは良い時で全銘柄の5割程度です。

ローリスクハイリターン投資ができるタイミングは年に2〜3回しかありませんから、1回の投資でなるべく確実に・大きく利益を取れる投資技術が必要になります。
1つの方法として、買った銘柄でなるべく大きく利益をとりたいわけですが、そのためには「買う時点で、上昇能力の高い銘柄」に絞って買うということになります。上昇能力の高い銘柄の探し方は色々とありますが、もっとも簡単で重要なことは、何回も大きく上昇した実績のある銘柄を選ぶことです。


2016/09/08 2回目 16:34

46 pt すごくいいねいいね

★勝負の分かれ目は9月21日

昨日為替市場が101円台前半まで円高に傾いたにもかかわらず、株式市場はあまり下落しませんでした。今回の円高でショック安が起こらなかった理由は、今月20日、21日に行われるFOMC後の「イエレン議長記者会見」までの様子見だからではないかと思います。

(1)米国が利上げする・利上げしない・・・→日本の株式市場はどうなるか

現在の、日本の株式市場は為替に大きく影響を受けています。
アベノミクス相場で一時は1ドル125円まで円安だったのが、現在1ドル101円台ですから、為替に敏感になるのも頷けます。

今は利上げ無しと予測している投資家が多いようで、為替市場が円高にふれています。
このままいくと、イエレン議長の記者会見で
A 利上げ無しなら、予想通りの結論ですから株式市場はショック安にはなりにくい。
B 予想外に利上げが行われると、為替が円安になるので、株式市場が上昇しやすい。

(2)利上げの可能性もゼロではない

為替市場は「利上げなし」とみて、円高に振れています。
しかし、中央銀行の業務まで遡って考えますと、中央銀行は通貨の安定をはかるために政策金利を変動させることにあります。ゼロ金利ではその後の政策の取り様がありませんので、中央銀行は「金利は高い状態で保ちたい」と考えます。

米国はモラルハザードをしてまでゼロ金利政策をしました。その後昨年12月に一度だけ利上げをしましたが、今は異常事態と言えます。そのため、なるべく早く金利を引上げたい、というのが米国FRBの基本姿勢になります。

(3)米国が利上げすると・・・→新興国経済が悪化する

米国が利上げをすると、新興国へ向かっていた大量の投資資金が引き揚げられ、新興国の株式市場が下落し、経済が落ち込んで、まわりまわって世界的な経済不安が起こる・・・という最悪のシナリオが考えられます。
しかし、FRBにとっては「米国に対する利益が正義」ですから、新興国へのダメージが避けられない以上「いつ利上げをしても同じであり、いつ利上げをしても同じならば、早く利上げをした方が良い」というのが、FRBの利上げ推進派(タカ派)の考えだと思います。

【結論】
株式市場が上がるか下がるかは「イエレン議長が何を言うか」と「投資家がどう評価するか次第」です。
ローリスク・ハイリターン投資の基本戦略は、どちらに転ぶか分らない時には勝負せず「動かない」ことです。

★余談
多くの専門家の予想が同じであればあるほど、予想が外れると大きく動くことについて。

6月の英国のEU離脱問題で「離脱しない予想が大多数」であり、それで日本の株式市場も開票の当日まで上昇していました。それが、想定外の「離脱」が決定しました。ほとんどの投資家が離脱しないと予想していた逆の結果となりましたので、株式市場は反動で大きく下落しました。
何かイベントがあるときに「こうなれば市場が上昇する」という予想をする投資家が多ければ多いほど「もし、逆になった時の下落は大きい」ということを学んだ相場でした。


前ページへ|次ページへ

≫バックナンバーを見る

無料メールマガジン

イチ押しリポート

トランプレポート

広角投資のススメ

今日のマーケット
☆ココが気になる

起業家タマゴの経営イロハ

to top

reviewed by TRUSTe

当ホームページ上の著作権はグッディー株式会社に帰属し、自己の投資判断以外の目的での使用を禁止します。尚、当社が公開しているすべての情報について、当社の許可なく複製・転用・販売・ダウンロードすることを禁じます。本ホームページにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、株式会社野村総合研究所、東洋経済新報社、日本経済新聞社からの情報の提供を受けております。日経平均株価及び日経ジャスダック平均株価の著作権は、日本経済新聞社に帰属します。各種情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。